新番組「オールナイトフジコ」で、まさかの渡部建出演を匂わせか?

 思った以上に昭和のトンデモ感が再現できていたようだ。

 フジテレビの深夜番組「オールナイトフジコ」が4月14日深夜にスタート。昭和の伝説的バラエティ番組「オールナイトフジ」を担当していた港浩一社長の肝いりと言われる同番組にて、現場もアタフタするカオスぶりが展開された。

 番組MCには元テレビ東京でテレビプロデューサーの佐久間宣行氏が就任。お笑い芸人の「さらば青春の光」森田と「オズワルド」伊藤が脇を固め、番組に華を添えるのは15人の「フジコちゃん」こと現役女子大生たちだ。

 そのフジコーズのうち、二人のメンバーが制作側も想定していなかった行動を見せ、番組スタッフを慌てさせたという。

「番組中盤ではフジテレビ社屋の前に家庭用のサウナを設置し、森田とフジコちゃんが2人きりで入ることに。森田の話術で長居させ、汗だくになってもらうという趣向でしたが、ここでフジコちゃんがまさかの艶気を発揮したのです」(テレビ誌ライター)

 最初に挑戦したのは拓殖大学4年の出町杏奈。大学ミスコン出場歴もある大人っぽい美人学生だ。どうやら現場でいきなりサウナに入るよう指示された様子で、衣装のままで入るのかと驚き顔に。これにはレギュラー出演者の峯岸みなみも「その服でだもんねえ」と同情のコメントを口にしていた。

 サウナの中はガチで暑いらしく、3分もしないうちに出町は汗だくに。スタジオの伊藤が暑さを尋ねると「マヂであっつい、ホントに!」と若干キレ気味なほどだった。するとここで出町は驚きの行動に出たのである。

「彼女はおもむろにニットを脱ぎ、黒いインターを露わにしたのです。その行動に森田は『打ち合わせでも聞いてないことが起こってます!』とガチな声色に。スタジオの佐久間氏は『予想外のことらしくて、フロアディレクターとプロデューサーがざわざわしています』と、番組スタッフの慌てぶりを明かしていました」(前出・テレビ誌ライター)

 そんな出町の行動に刺激されたのか、続いてサウナに入った洗足学園音楽大学4年の松尾実李果は「もう脱いでいいですか?」「どうせ脱ぐんでしょ?」と言い放ち、その発言はバラエティ番組の脱ぎ要員さながら。こちらは完脱ぎまでいかなかったものの、へそ出しのインナーは肌見せが多く、女子大生メンバーの覚悟を垣間見せていたのだった。

番組を彩る現役女子大生のフジコーズ。出町は上段左から2人目、松尾は同4人目だ。画像は「オールナイトフジコ」公式ツイッター(@allnightfujiko)より。

 そんなサウナ中継に爆笑しながら、MCの佐久間氏は「このコーナーがテレビでできんのに、なんで渡部さんできないの? なんでよ」と発言。フルネームこそ口にしなかったものの、多目的トイレ事件でテレビ業界から干されているお笑い芸人・渡部建に言及していたことは確実だろう。

「地上波では古巣の冠番組『白黒アンジャッシュ』(チバテレ)にしか復帰できていない渡部ですが、YouTube番組にはすでに数多く出演。有吉弘行やさまぁ~ずといった大物芸人との共演を果たしています。いまや、いつどこでキー局に復帰するのかが注目されるなか、佐久間氏の発言は『ここで復帰させればいいじゃないか!』との提案にも聞こえましたね」(前出・テレビ誌ライター)

番組MCを務める伊藤俊介、佐久間宣行氏、森田哲矢(左から)。画像は「オールナイトフジコ」公式ツイッター(@allnightfujiko)より。

 佐久間氏自身は「オールナイトフジコ」の制作に関わっていないことを明言しており、あくまでMCとして素直な感想を口にしただけかもしれない。とはいえ今回の初回放送ではスタジオに港社長や番組総合プロデューサーの秋元康氏も同席。渡部の起用を決断できる最高責任者が、佐久間氏の発言を耳にしていたことになる。

 果たして渡部の「オールナイトフジコ」出演は実現するのか。締めではオズワルド伊藤が「これちょっとワクワク止まんなくないすか!」と今後への期待感を口にしていたが、この番組ならどんな可能性でもありえそうだと予感させてくれるほど、カオスな初回放送になっていたのは間違いなさそうだ。