AKB48冠番組、マンガの朗読という意外すぎる展開に新たな可能性も!

 AKB48の冠番組が見せたあまりにも意外すぎる展開に、ファンから驚きの声が続出だ。

 8月24日深夜の「乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜」(テレビ東京系)は、前半では楽屋にカメラを忍ばせてのこっそり撮影企画を放送。そして後半にはまさかの「マンガの朗読」が展開されたのである。

「番組ではもともと無人島企画を予定しており、前回放送では無人島に行くメンバー4人を選抜する予選会を開催しました。しかしグループ内で新型コロナ感染者が続出し、無人島行きに選ばれたメンバーも感染。そのため同企画は中止となり、今回のマンガ朗読となったようです。ただ新企画の『AKB48!妄想まんが部』は決して急ごしらえではなく、数十ページに及ぶ少女マンガを実際に制作し、メンバーの佐藤美波が11分超に及ぶ長尺でアテレコしたという力作。どうやら当初から用意された企画を早出しした可能性もありそうです」(アイドル誌ライター)

 番組の中盤をまるまる費やしたマンガのアテレコにはMCのひろゆきも驚がく。「3分くらいかなと思ったら結構長くてビックリしました」との感想を語りつつ、朗読を担当した佐藤美波については一言も触れないという投げっぱなしぶりもまた、同番組らしさの表れだったのかもしれない。そして番組内では9月5日に「AKB48!妄想まんが部」の配信イベントを実施することを告知。8月14日にはすでに同部の公式ツイッターも立ち上がっており、準備は着々と進められているようだ。

佐藤美波が原作を担当したマンガはありきたりな内容ながらヲタの熱い想いがこもった力作だった。「乃木坂に、越されました」公式ツイッター(@akb48_tvtokyo)より。

「行き当たりばったりに見えがちな同番組ですが、実はけっこう盛りだくさんな内容になっています。次週は《新企画「0円プロジェクト」始動》と題して、テレビ東京でゴールデンタイムの番組を担当するプロデューサーにメンバーたちがプレゼンするという企画を放送する予定。AKB48が落ち目ないま、『Youは何しに日本へ?』など人気番組の制作陣を集めたのですから、テレ東側の力の入れ方には相当なものがあります。もしかしたらこの番組は、アイドルバラエティの新たな方向性を示す羅針盤の役割を果たす可能性もありそうです」(前出・アイドル誌ライター)

 単なるメンバー総出演のバラエティ番組形式では、もはや坂道グループを追い抜くことが無理なのは明らか。各メンバーが「何でもやります!」との意気込みを見せるなか、AKB48にはグループ結成当初と同様に、本当に何でもやってみせる気概が期待されているようだ。