制服アワード準グランプリの髙橋薫未は事務所無所属「モデルでもインフルエンサーでも活躍できたら」

 制服ブランドの「CONOMi」が主催する、いま日本一制服が似合う男女を選ぶコンテスト「第9回日本制服アワード」の授賞式が2月6日に都内で開催された。

 女子グランプリにはガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」で活動する中学3年生の織田ひまりが選出。そして準グランプリには高校1年生の髙橋薫未が選ばれた。その髙橋は芸能事務所に所属していないフリーの立場で自ら制服アワードに応募。一般人として準グランプリの栄光を手にすることとなった。

 今回が2回目の応募となる髙橋は、授賞式のステージにて「まさか自分が準グランプリいただけるとは思ってもいなかったので、嬉しい気持ちでいっぱいです」と満面の笑み。「応援してくださった方に感謝したいです」と、投票への感謝を口にした。

女子グランプリの織田ひまりらとトロフィーを手にピースサインの髙橋薫未(右端)

 現在はスクールにてダンスやウォーキングのレッスンを受けているという彼女。審査で印象に残っているエピソードでは最終審査で披露した特技のダンスを挙げ、審査員から「今日踊った人のなかで一番上手かった」と褒められたことを少し恥ずかしそうに教えてくれた。

 今後の目標については、インフルエンサーになって活躍したいと明言。自分の作った洋服をブランドにして、多くの人に買ってもらうのが夢だという。また準グランプリ受賞者としてCONOMiの制服をインスタグラムやTikTokで着用し、SNSを通じて発信していきたいとの想いを示し、ブレザーからパーカーのフードを出してカジュアルに着こなしたいと意気込んだ。

 高校生活は現在、コロナ禍のためオンライン授業になっており、休み時間には家にあるサングラスや帽子などを身に着けては友人たちと写真を撮りあっているのだとか。学業と仕事の両立については、自分が将来どうなりたいかという夢に向かって、睡眠時間を削ってでも自分のやりたいことをしたいという。「自分の目標を無理だと思わずに、プラス思考に考えて頑張っていきます」という言葉には、志の高さが感じられた。

髙橋薫未(たかはし・つぐみ):2006年1月4日生まれ、高校1年生。神奈川県在住。

 asageiMUSEでは女子準グランプリを授賞した髙橋にインタビュー。事務所に所属していないなかで応募した経緯や、今後の目標などについて話を聞いた。

■「やりたい!出たい!受けたい!」とTGCのオーディションを受けました

――「制服アワード」にはこれが2回目の応募だとか。

髙橋 中学2年生の時に一回応募して、その時は一次審査で落っこちてしまいました。

――いま高校1年生ですが、好きな科目や得意な科目を教えてください。

髙橋 中学までは英語だったんですけど、高校からついていけなくなっちゃって(苦笑)。いまは数学が一番得意です!

――学校では目立つほうですか。

髙橋 実は学級委員や生徒会は一回もやったことがなくて…。人前で話すことが苦手なので、自分から率先して目立つようなことはあまりしないですね。学校では静かなほうですけど、家では明るいっていうか家族から<うるさい!>とよく言われます(笑)。家と学校で性格が違うんだと思います。

――今回の審査の様子について教えてください。

髙橋 一次審査は書類審査で、二次審査からは同じ学年の子もたくさんいて、審査員の方もたくさんいらっしゃいました。そこでは特技披露があったんですが、自分より上手い子が大勢いたので「正直無理だな」って思っちゃいました。それでも三次審査に進むことができ、その審査がすごい楽しくて、審査員の方も楽しく話しかけてくださったり面白いことを言ってくれたりして、これまでたくさんオーディション受けてきたなかで一番楽しかったです。

モデル志望らしくポージングもバッチリ。大きなえくぼがチャーミングだ。

――芸能事務所には所属していないそうですが。

髙橋 最初は「東京ガールズコレクション」(TGC)のモデルオーディションを知って「やりたい!出たい!受けたい!」と思ってオーディションを受けました。その時は受からなかったんですが、「TGC SCHOOL」の方から「通ってみませんか?」みたいな感じで声を掛けていただいて、現在はそこでレッスンを受けています。

――芸能事務所を探してみたことはありますか。

髙橋 事務所には入りたいんですけど、自分がどんな事務所に合っているのかという不安がすごいあって。有名なところに入ればいいというわけでもなさそうですし、スクールの方にアドバイスを受けながら今はすごく迷っています。

――授賞式ではインフルエンサーになりたいとおっしゃっていました。

髙橋 TikTokとインスタグラムのアカウントは一応持っています。将来は加藤乃愛ちゃんみたいなインフルエンサーが目標です。乃愛ちゃんは関西コレクションにも出ていて、モデルとしてもめっちゃ活躍してるじゃないですか。そんな風にモデルとしてもインフルエンサーとしても活躍できたらなって思っています。

――インフルエンサーは人前で話すのが仕事ですが、興味を持ったきっかけは。

髙橋 対面だと緊張しちゃいますけど、イチナナみたいに画面越しだと平気なんです。はじめはモデルをやりたいと思って、そこからインフルエンサーのモデルさんに憧れるようになりました。YouTuberのかすちゃんがプロデュースしている「Boka nii」というブランドがすごく可愛くて大好きで、自分の好みと同じ系統のブランドだなって思っています。

手を口元に当てるポーズも得意な様子。エキゾチックな目元が印象的だった。

――女優など演技の仕事に興味はありますか。

髙橋 私、すごいシャイなほうなんですよ。人前でしゃべるのも正直苦手で、声が小さくなったりしちゃいます。演技もお母さんに見られるのが恥ずかしいくらいなので、向いていないのかなって思ってチャレンジはしてないんですけど。一回はそういったオーディションを受けてみたいと思っています。

(取材協力:細井彩香/中塩千尋、撮影:Issey Nakanishi)