今を時めく人気アイドルに両手を合わせて頭を下げられたら、誰しもがその願いを聞き入れてしまうことだろう。
1月22日放送の「有吉ぃぃeeeee!」(テレビ東京系)にゲスト出演した日向坂46のキャプテン・佐々木久美が、ベテラン芸人の陣内智則に、借金棒引きをお願いする場面があった。
この日は前回に引き続いて4チームによる「桃太郎電鉄」対決を実施。3年勝負のなか、2年目の決算では有吉弘行率いる有吉軍が50億円もの総資産で独り勝ち。他の3チームはいずれも総資産がマイナスとなっていた。
その状況で陣内率いる桃鉄正規軍は、3軍団が手を組んでトップの有吉軍を引きずり下ろそうと声がけ。まずは全員の借金をゼロにする「徳政令カード」を使って、有吉軍との差を縮める作戦だ。その効果に佐々木は「大好き~♡」と大喜び。現役アイドルが芸人に「大好き」との言葉をかけるのは異例だが、そこは桃鉄効果なのだろう。
「しかし3年目の対決では日向坂46軍に貧乏神が取り付いてしまい、しかも途中でキングボンビーに変化。佐々木、河田陽菜、山口陽世らが頭を抱えて大絶叫するなか、いきなり10億円もの借金を背負わせられたのでした」(アイドル誌ライター)
ここで陣内は自分の番が来ると「徳政令しといてやろか?」と、日向坂46軍に秋波を送ることに。佐々木に「10億出してくださいって言ってくれる?」とリクエストしたうえで、「陣内さん、10億貸してくれますか?」との台詞を強要だ。
もはや徳政令ハラスメントと言うべきあくどいリクエストながら、佐々木は両手を合わせてポーズを取りながら、「陣内さん、10億貸してくれますか?」と上目遣いでお願いしたのだった。
その声に応えて陣内は「貸してあげようか、10億!」と徳政令カードを使用。日向坂46軍の10億円に上る借金を棒引きするという、なんともゲスなやり取りを繰り広げたのである。
「このやり取り、陣内と佐々木の阿吽の呼吸によるナイスプレーだったのかもしれません。今回の桃鉄対決では有吉軍がありえないほど独走し、前週の時点で勝負はほぼ見えていました。これではトップ争いが盛り上がらないので、他の要素で少しでも番組に見せ場を作ろうとしたのでは。佐々木は勘が良く、陣内の狙いもすぐに理解できるでしょうから、恥ずかしいセリフのリクエストにもすぐさま応えたのでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
日向坂46では影山優佳や齊藤京子と並んで、個人によるテレビ出演回数の多い佐々木。様々な場所で重宝されるのは、陣内相手に発揮した勘の良さならではなのかもしれない。