【舞いあがれ!】貴司は歌集を出せるのか?リュー北條が史子に乗り換える可能性とは!

 2月14日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第93回では、秋月史子(八木莉可子)のエキセントリックな一面が示された。その姿に、未来の彼女を想像した視聴者もいたという。

 長山短歌賞を受賞した梅津貴司(赤楚衛二)を敬愛するあまり、貴司が営む古書店のデラシネに居座る史子。貴司のもとを訪れた担当編集者のリュー北條(川島潤哉)からは「何でいんの?」と邪魔者扱いされる有様だ。

「北條から『尊敬する先生を俗物から守りたい?』と皮肉交じりに尋ねられると、真っ直ぐに見据えながら『ご明察です』と返した史子。さらには貴司の短歌を批判する北條に対して『失礼ながら! 読み取る力がおありにならないのでは!? 私には伝わりました!』と声を張り上げて抗議する始末です。それまでの彼女とは人が変わったように北條へと迫る姿は、貴司を想うあまりねじが一つ二つ外れてしまった様子を感じさせました」(テレビ誌ライター)

 そんな史子に比べれば、会社を辞めて日本全国を放浪していた貴司すら、普通の人物に思えるほど。彼はお好み焼き屋を営む両親の愛情に恵まれており、古書店も実家のすぐそば。世を忍ぶ生活を送っているように見えて、幼馴染でヒロインの岩倉舞(福原遥)とは交流を続けており、まさに北條が「自分だけの狭~い世界で満足している」と指摘した通りの生き方なのではないだろうか。

 それに対して史子はギャンブル狂いの父親から逃げ出し、高校は中退。コンビニでバイトをしながら大阪で一人暮らししている身の上だ。そんな彼女は我が身の不幸を呪い、世間への怒りも渦巻いていそうなもの。実のところ北條が求める「自分の中の本当の気持ちを差し出す」ことができるのは、史子なのかもしれない。

北條に反発しつつ、その言葉に影響されているかもしれない史子。トップ画像ともに©NHK

「北條は貴司に、恋の歌を詠んでほしいとリクエスト。『情熱的な恋、経験あるでしょ?』とあおっていました。実際のところ舞への恋心は情熱的とは言えず、心の奥底に秘めた小さな灯といったところ。むしろ梅津先生愛を隠そうともしない史子のほうがよっぽど情熱的です。今はまだ史子のことをお邪魔虫程度にあしらっている北條ですが、彼女の背景を知ったらがぜん興味が湧いてきそう。そうなると史子のほうも、貴司から北条へと関心の矛先が替わるかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 貴司に大衆受けする短歌を詠ませたい北條だが、彼としては「ネズミを捕る猫が良い猫」の言葉通り、売れる歌集を託せる歌人のほうが望ましいはず。それなら北條が史子の才能や人となりに気付き、彼女を売れっ子の歌人に仕立て上げようとする筋書きのほうがしっくりと来るはずだ。

 果たして貴司の歌集が出版されることはあるのか。そして史子はいつまでデラシネに居つくのか。史子にとって北條は、今後の人生を変える重要なキーパーソンなのかもしれない。