宮田愛萌、写真短歌集『わたしのをとめ』発売イベントを誕生日に開催!理想の“をとめ”を詰め込んだ一冊に

宮田愛萌

 タレントで小説家の宮田愛萌が、写真短歌集『わたしのをとめ』を4月21日にリリース。自身初となる短歌集発売を祝し、本人の誕生日でもある4月28日にサイン本お渡し会が開催された。

 短歌の良さを発信すべく宮田は、2023年にアイドル歌会の短歌研究員に就任。2024年8月には短歌甲子園をモチーフにした小説『春、出逢い』を発表し、縁の地でもある宮崎・日向市の短歌甲子園では審査員を務めるなど、精力的に活動している。

 今回の写真短歌集では和装と洋装の両方を着こなした宮田自身の写真と、自ら詠んだ短歌をコラボ。制作は全面的に自分で監修し、様々な分野のプロフェッショナルが集結して出来あがった渾身の一冊になっているという。

 取材にて宮田は“写真短歌集”という分野について「えっと、写真と短歌が入ってます!」と笑顔で説明。「まず、私がイメージの世界観のプロットを書いて、そこから衣装さんやカメラマンさんと相談して写真を撮り、私がその世界観にあった短歌を詠んだという作品になってます」と、作品作りの過程を明かした。

 本作のテーマについては「私の頭の中にいる理想の美少女“をとめ”を世界観に表わしたいなという思いで作りました」とのことで、「だから壮大と言えば壮大だけど、結局は私の頭の中のことですね」と謙遜してみせた。

 執筆に際して大変だったことについては、「最初は50首いけると思ったんですけど、作り始めると意外と量が多くてそれはちょっと焦りましたね」と苦笑い。「でも意外と大丈夫で、なんならすごく楽しかったです!」と笑顔を見せた。

 続けて、「自分のイメージしたものを短歌にしていく工程がすごく楽しくて。でも、私の中では景色は違うけれど言葉にすると似てしまったりするので、少し角度を変えてみようかなっていうふうに工夫しました」と、本作に関するこだわりを語った。

 作中での衣装については「これ、着たんです!」と、会見で着用していたワンピースをアピール。「実はこれも作品の衣装で、本当は世界観に合わないかなと思ったんですけど、この衣装が好きすぎて『着たいなぁ』ってずっと言ってたら、衣装さんが『いいよ』って言ってくれて」とのエピソードを披露。

 しかもそのワンピースをもらうこともできたそうで、「今日も着てますし、前にもイベントで着たことがあるんです。すごくお気に入りの衣装になってます」ときらびやかなワンピース姿を披露した。

作中でも着用しているワンピース姿で記者会見に登場した宮田愛萌

 イベント当日は宮田自身の誕生日でもあり、27歳の抱負を問われると、「去年は“計画的なスケジュール”っていう目標を立てたんですけど、今年こそきちんと計画を立て、締め切りを守り、余裕のある生活をしたいなと思います」と、前年から引き続いて計画の遵守を宣言。30代が近づいてきたことから「アラサーとして大人の余裕を身に着けたいですね」と語った。

 27歳でやってみたいことについては、「いろんなところに行きたいです。今年だけじゃ無理だと思うんですけど、47都道府県全部を巡って、各地の名産品の特徴を言えるようになりたい」との目標を口に。

“大人の女性”として目標にしている女性像では、「中高の英語の先生をずっと尊敬していて。その先生はいまカナダにいるんですけど、実はその先生に会いに去年カナダ旅行に行ったんです」との経験談を明かしてみせた。

 タイトルにちなんで、自身の“をとめ”な部分を訊かれると、「私、可愛いところいっぱいあるんですよ」とニッコリ。「すごく仲良いお友達がいて、その子のお友達に私と合いそうっていう子がいるって言われて。仲良くなりたくて、その子が好きっていう(マンガの)『ブルーロック』を全巻買って速攻読んで、アニメも全部も見て。なんとか仲良くなろうと頑張りました」と一気呵成に説明。「今ではめっちゃ仲良しです」と、自身の“をとめ”な部分をアピールした。

 最後にファンへのメッセージとして、「誕生日を直接祝ってもらうことってあんまりないので、お祝いしてもらうのをすごく楽しみにしています」との期待感を表明。「今日お渡し会で、まだ(作品を)読んでない人が多いと思うので、後で好きだった写真とか歌を教えてねっていうのは言いたいです」と笑顔で締めくくった。

【書誌情報】
タイトル:わたしのをとめ
著者:宮田愛萌
発行:短歌研究社
発売日:2025年4月21日
判型:A5判変型・上製・スリーブケース入り・144 ページ
定価:4280円(税別)
ISBN:978-4-86272-801-2
<内容>
現代を生きる、わたし。想像の世界のをとめ。リアルと仮想をつなぐ短歌。撮り下ろし写真96点と新作50首、収録。
<写真展開催>
5月21日~23日に、東京・恵比寿の弘重ギャラリーにて写真短歌集『わたしのをとめ』を記念した写真展を開催。5月24日にはシンガーソングライター広瀬咲楽さんをゲストに招いたトークイベント(事前予約制)も行われる。

写真短歌集『わたしのをとめ』を手にする宮田

【宮田愛萌 プロフィール】
みやた・まなも、1998年4月28日生まれ、東京都出身。
2023年、日向坂46の卒業時にデビュー作『きらきらし』を上梓。現在は文筆家・タレントとして活動。小説、エッセイ、 短歌などジャンルを問わず活躍。現在、小説現代(講談社)にてエッセイ『ねてもさめても本のなか』、および短歌研究(短歌研究社)にてエッセイ『猫には猫の、犬には犬の』を連載中。著書に『あやふやで、不確かな』(幻冬舎)、『春、出逢い』(講談社)。
公式X :@manamodesuga
公式Instagram:@manamomiyata_official

【月額制サービスを開始】
4月28日より、宮田愛萌写真集制作プロジェクト「#6E0304」と題した、宮田の写真集を月額制で” 毎月 “自宅に届けるサービスを開始。完全撮り下ろしの写真集の編集長を宮田愛萌が務め、デジタルでは味わえない紙の写真集ならではの質感や特別感を大切に、毎月違った魅力が詰まった作品を楽しむことができる。

(取材:髙木麻衣/撮影:Issey Nakanishi)