カトパン結婚で巻き起こった「一般男性を巡る批判」こそ批判されるべき!?

 6月7日に結婚を発表したフリーアナの加藤綾子を巡って、ネット上で「批判への批判」が渦巻いているようだ。

 カトパンの愛称で人気の加藤は、自身がMCを務めていた「めざましテレビ」(フジテレビ系)に寄せた直筆メッセージにて「お相手は一般の方です」と説明。自然体で心穏やかな人柄と評している。

 この表現について世間からは<一般人って何だよ><カトパンに会える時点で一般人じゃないよね>といった意見が続出。女子アナを含む芸能人の結婚でおなじみになった「一般人」というフレーズに噛みつく声がネット上を駆け巡っているのである。

「発表当日には『文春オンライン』が、カトパンのお相手を年商2000億円企業の二代目社長で39歳の男性だと報道。その社長が誰かまでは明かしていないものの、記事で言及されている業態などの情報をもとにネット上では人物が特定されており、当該企業の公式サイトは8日朝現在、アクセス殺到により動作が重くなっているほどです」(芸能記者)

カトパンの直筆メッセージには「一般の方」との表記が。

 この状況に<2000億円企業の社長って一般人じゃないだろ!>といった反応も出ているが、その一方でまるで犯人捜しのような状況への反発も広がり出しているというのだ。

「芸能人が結婚するたびに『一般人』の定義を巡って批判が渦巻くこと自体、異常ではないかという冷静な声もあがり始めています。この『一般人』という表現はもともと、お相手が芸能人ではないことを指し示すもの。それに対して《芸能人だけが特別なのか?》という声もありますが、そもそも芸能人だからこそ結婚というプライベートな事柄も報道の対象となるわけであり、カトパンの結婚がニュースになること自体が特別扱いなのは明らかです」(前出・芸能記者)

 フジテレビの山﨑夕貴アナがお笑い芸人・おばたのお兄さんと結婚した時は“逆格差婚”と言われ、山﨑アナ自身も自分のほうが収入が上だと認めていた。それでもおばたの名前が表に出たのは、彼が芸能人だったからにほかならない。

 ともあれカトパンのお相手が誰であろうと、芸能人やスポーツ選手でなければそっとしておくべきという考えも、だんだんと広まっているようだ。