自衛隊芸人やす子、初の「金スマ」出演に京都府民が喜んだワケ

 異色の自衛隊芸人として話題の「やす子」が、中居正広と初共演を果たした。6月11日放送の“金スマ”こと「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)に初登場したもの。

 芸能事務所のSMAに所属しているやす子は、事務所の先輩であるバイきんぐ・小峠英二と絶妙な掛け合いを披露。首から下げていた双眼鏡で遠くにいた小峠を見ようとするも、「これ双眼鏡じゃなくてかっぱ巻きでした~!」というベタなネタに、小峠は「焼き払え!」と熱いツッコミだ。

 続けて自衛隊で培った高速伏せを披露するも、大事な小道具のかっぱ巻きがぺしゃんこに。すると一気にテンションがダダ下がりとなり、小峠からもう一度伏せをリクエストされるも「もうやだ~!」と拒否の姿勢だ。上官の命令には絶対服従の自衛官にも関わらず、小峠に対して「落ち着いて座ってください」と反旗を翻した姿には、先輩との強い絆を感じさせていた。

「山口県の高校を卒業したやす子は自衛隊に2017年からの2年間勤務し、“ドーザ士”として重機の操縦を担当していました。ところがもう2年勤めれば退職金がもらえるところを“天の声”が降りてきたとして除隊を決意。その後は清掃員を経て、友達の誘いでSMAの面接を受けるも、その友達が面接をバックれたことからピン芸人になったという異色の経歴となっています」(エンタメ誌ライター)

金スマで共演した「エルフ」との記念撮影を公開。着用している迷彩服は本物の自衛隊装備品だ。やす子公式ツイッター(@yasuko_sma)より。

 いまやテレビ出演も増え、その天真爛漫な性格で人気も急上昇中のやす子。そんな彼女が今回の金スマ出演により、京都府民を喜ばせたというのである。しかし彼女は山口県出身なのだが…。

「金スマでは先輩の小峠から自衛隊時代について話すように促され『京都の大久保駐屯地というところで、施設科でブルドーザーに乗っていました』と告白。これを聞いた京都府民から《やす子、大久保駐屯地だったのか!》《京都にいたって驚き!》との声が続出したのです。その大久保駐屯地は宇治市にあり、同地に置かれている第3施設大隊にはブルドーザーをはじめとする重機が多数配置。京都府や奈良県で災害派遣に出動していることから、現地ではおなじみの存在として親しまれています」(前出・エンタメ誌ライター)

 やす子が所属していた部隊は彼女が除隊したあとになくなり、同僚は北海道など他の駐屯地に配属替えになったという。自衛官を続けていたら京都を去っていたはずのやす子。“天の声”のおかげで「京都の駐屯地出身」という経歴を得ることができたようだ。