松村沙友理、バナナマンとの卒業トークに「公式お兄ちゃん最高!」の声

 バナナマンが見せた優しさに救われたメンバーもたくさんいたことだろう。

 7月13日をもって乃木坂46を卒業した松村沙友理は、7月11日に放送された「乃木坂工事中」(テレビ東京系)にて番組最後の出演を果たすことに。終盤ではこれまで卒業してきたメンバーたちと同様に、番組MCであるバナナマンのの3ショットトークが行われた。

 ここでバナナマン・設楽統は「松村はいろいろ苦労もしたメンバーですしね」と過去を振り返り、スキャンダルで活動を休止していた当時について「昔いろいろあって、『バカみたいに笑ってる松村が戻ってきてくれなきゃ寂しい』なんて言ったら、その後ちゃんと頑張って、また戻ってきてくれたからすごいよかった」と、どん底の状況から這い上がってきた松村の頑張りを評価。

 次いで相方の日村勇紀も「最後まで可愛らしい松村が10年間見られたっていうね。本当に寂しい」と、別れを惜しんでいた。

 二人の言葉を受けて松村は涙を見せながら、「笑うのが怖かった時期がある」と辛かった時期を回顧。それでもバナナマンの優しさに支えられ、活動することができたと明かしていた。

旅館の仲居役を務めているドラマ「プロミス・シンデレラ」出演を報告。松村沙友理公式インスタグラム(@matsumura_sayuri_official)より。

「2015年1月の放送回では11thシングル『命は美しい』の選抜メンバーを番組内で発表。松村は選抜入りを果たしたものの、スキャンダル直後の発表とあって、どう振舞ったらいいのか分からなそうにしていました。そんな松村に設楽は、『もうさ、しょうがないじゃんって感じだよね。もちろん責める人のことも分かるし、やっちゃったのは自分だからそりゃ責任もあると思うけど、昔のバカみたいなことを言ってる松村が戻ってきてくれないと寂しい部分もありますからね』と声をかけていました」(アイドル誌ライター)

 設楽の言葉を受けて日村も「もういいでしょ! もう十分痛い目受けたんだし、誰も松村がいるのヤダって思わないよ。全然大丈夫よ」と励ましの声。その放送後に松村はオフィシャルブログにて、「あの時のバナナマンさんのお二人の言葉がどうしようもなく嬉しくて嬉しくて涙が止まりませんでした」と、バナナマンの言葉が心に響いたことを明かしていた。今回の3ショットトークではそういった思い出が蘇り、涙してしまったのだろう。

「そういった経緯を知るファンからは《バナナマンは優しいし、そりゃさゆりんも泣いちゃうよな》《卒業後もさゆりんのことをお願いします》といった声が続出。なかには同番組から生まれた“公式おにいちゃん”という肩書きを引き合いに出して《やっぱ、公式お兄ちゃん最高!》と絶賛するファンもいました」(前出・アイドル誌ライター)

 松村は乃木坂46卒業後も芸能界で活動していく予定で、今後はバナナマンと共演することを目標に頑張ると宣言していた。ファンも3人の共演を待ち遠しく思っていることだろう。

(石田安竹)