史上最年少の金メダリストが誕生だ。東京五輪のスケートボード女子ストリート決勝にて7月26日、中学2年生の西矢椛選手が金メダルを獲得。13歳での五輪金メダルは日本人選手として最年少という快挙となった。
13歳での金メダル獲得は、海外でも驚きをもって報じられることに。米CNNでは同じく13歳で銀メダルのライッサ・レアウ選手(ブラジル)、そして16歳で銅メダルに輝いた中山楓奈選手を含めて、表彰台にのぼった3人が合計で42歳に過ぎないと驚きをもって報道。若年層へのアピールが目的でスケートボードを五輪種目に追加したのであれば、そのミッションは達成されたと評している。
「西矢選手が日本選手団で最年少だと思っている人も多いようですが、同じスケートボードでは中一の開心那(ひらき・ここな)選手が『女子パーク』で日本代表に選出されています。開選手は歴代の日本代表選手としても史上最年少。8月4日の試合でメダルを獲得すれば、西矢選手の最年少メダリスト記録はわずか9日で塗り替えられる計算です」(スポーツライター)
いずれにせよ若い世代が台頭している今回の東京五輪。金メダルに輝いた西矢選手に関しては、彼女の公式インスタグラムに投稿された一枚の写真が大きな話題を呼んでいるという。
「西矢選手は昨年の3月に小学校を卒業したばかりで、インスタには『令和元年度 卒業式』と書かれた看板の前で微笑む記念写真が載っています。黒のワンピースに黄色のカーディガンを合わせた姿はいかにも小学生。しかもピンク色のランドセルを背負った後ろ姿も掲載しており、外国人と思われるユーザーから『こんな小さくてかわいい少女がスケートボードの金メダルに輝いたなんて信じられない!』とのコメントも寄せられていました」(前出・スポーツライター)
ついこの前まで平成生まれの社会人に驚いていた大人たちも、令和の中学生がたどり着いた金メダルにはもはや驚きを通り越した感慨を抱いていることだろう。