「ハコヅメ」特別編、視聴率ガタ落ちでも視聴者が喜ぶ納得のワケ!

 新米女性警察官の奮闘を描くドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)の特別編が8月4日に放送され、視聴率6.4%をマークした。

 戸田恵梨香とのダブル主演を務める永野芽郁は7月23日に新型コロナ感染を発表。主役不在の状況では撮影を進めることもできず、日本テレビでは8月4日に予定されていた第5話の放送を延期し、代わりに4日と11日の2週にわたって特別編を放送する対応措置を発表していた。

「今回の特別編では、第1話で容疑者を追跡中の永野が路上で転倒するシーンのメイキング映像も公開。巨大なマットの上に体を投げだすように倒れる姿が映し出されていました。ただメイキングの場面はCMの前後に少し映るだけ。放送のほとんどはこれまでの内容を振り返る総集編に費やされ、あとは主役の二人を除いたキャストが出演するスピンオフ映像で時間を埋めていました」(テレビ誌ライター)

 そのスピンオフ映像には、ドラマの舞台となっている町山警察署の刑事課が登場。係長役の平山祐介、先輩刑事役の三浦翔平、そして若手刑事役の渕野右登と西野七瀬が出演し、帰宅時間が迫るなか4人それぞれの思惑が交差する人間模様が描かれていた。

スピンオフ映像では新選組・斎藤一の30体限定フィギュアを購入すべく、仕事を早く終わらせようとする西野七瀬の姿が好評だった。ドラマ「ハコヅメ」公式ツイッター(@hakozume_ntv)より。

 そんな新作映像まで投入しても、視聴率は第4話までの平均10.7%を4ポイント超も下回ることに。五輪期間中とはいえ残念な結果に終わっていた。ところが視聴者のほうは今回の特別編に大喜びしていたというのである。

「主役の永野が新型コロナに感染したにも関わらず、主要キャストの三浦や西野がスピンオフ映像に出演できたことで、ファンが《コロナに感染してなくて良かった!》と喜んでいます。永野に加え、交番内での共演シーンが多い戸田とムロツヨシは濃厚接触者となった可能性が高い。それ以外のキャストも全員がPCR検査を受けたのは確実であり、そこで陰性と判定されたからこそスピンオフ映像に登場したはず。この調子なら永野が戻ってきた暁には無事に、撮影を再開することができそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 幸いにも永野は8月5日にインスタグラムで「お仕事再開させていただけることになりました」とコロナ感染からの回復を報告。撮影にも復帰できることで、8月18日には無事に第5話が放送されることを祈るばかりだ。