その優勝宣言は一週間も経たないうちに、夢と消えたようだ。
8月18日に「キングオブコント2021」(KOC)の準決勝進出者が発表され、チョコレートプラネットとシソンヌの即席ユニット「チョコンヌ」や、M-1グランプリ王者の「マヂカルラブリー」「霜降り明星」らが勝ち名乗りをあげた。その35組の中に、2017年に準優勝を果たした「にゃんこスター」の名前がなかったのである。
にゃんこスターは過去大会の決勝進出者として、予選1~2回戦を免除される「シード出場者」の枠で準々決勝から参戦。8月14日の準々決勝ではアンゴラ村長が「ぜんぶ楽しくできましたしやりきれました!」とツイートするなど、手ごたえを感じていたようだった。
「今年の準々決勝には全161組が参加。そこから35組に絞り込まれるという倍率4倍超えの狭き門でしたから、このところ目立った活躍のなかった『にゃんこスター』が突破できなかったのは無理もないところです。ただ8月13日にはKOCのYouTube公式チャンネルで『俺たちは絶対に優勝するぞ!』と宣言するもあっさりと敗退したことで、コンビの行方に注目が集まる形となっています」(エンタメ誌ライター)
そのエントリー表明動画では異様なほどにハイテンションなスーパー3助と、その勢いに引き気味なアンゴラ村長のコントラストが鮮明に。もとより「別れたら解散」という恋人同士の男女コンビだったにもかかわらず、2020年の破局後もコンビを続けていたことには疑問の声も寄せられていたものだ。
「テレビで見る機会は減っているものの、アンゴラ村長はTikTokの登録者が34万人を超え、8月4日に公開した中華包丁を手に踊る動画は85万再生を超える人気に。昨年11月からはラジオ番組『レコメン!』(文化放送)で火曜日のSNS担当を務めるなど、活躍の場は広がっています。一方でにゃんこスターとしての活動も小規模ライブを中心に細々と続けてきましたが、今回のKOC敗退でファンからは《ピン芸人になってほしい》との声がさらに盛り上がるのは確実でしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
5月27日放送の「千鳥のクセがスゴいネタGP 」(フジテレビ系)では、おいでやす小田との即席コンビで「リズムなわとび」を披露。<最高の組み合わせ><脚がキレイ>といった賛辞を集めていた。どうやら彼女のピン芸人化はひっそりと進んでいるのかもしれない。