「ハコヅメ」の最終回を熱烈ファンが待ち望んでいた理由に「なるほど!」

 ハコヅメロスが止まらない! 9月15日に放送されたドラマ「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)の最終回がシリーズ最高の視聴率12.6%をマーク。全体を通しても東京五輪と放送時期が被った第4話(7月28日)以外はすべて二桁視聴率を獲得し、安定した人気を見せる結果となった。

 ファンからは早くも続編を望む声が続出している。最終回では3年前の交通事故が原因で長期療養していた桜しおり巡査長(徳永えり)が警察官退職を撤回し、主人公で新米警察官の川合麻依巡査(永野芽郁)を叩き直すと宣言。今回の“シリーズ1”では元刑事の藤聖子(戸田恵梨香)とペアを組んでいた川合が、新たに桜をペア長に迎える展開にも期待が高まっているようだ。

 さらには映画化を望む視聴者も多く、シリーズ1の完結後も話題性をキープしている「ハコヅメ」。そんな人気ドラマを巡って、最終回を迎えたことに喜びの声をあげるファンもいるというのだが、一体どうしたことなのだろうか?

「この『ハコヅメ』は、青年マンガ誌の『モーニング』(講談社)にて2017年11月から連載されている同名マンガが原作。8月にはコミックスの第18巻が発売された長期連載です。ただマンガ雑誌を読まない層には今回のドラマ版で『ハコヅメ』の魅力を初めて知った人が多く、『原作を読んでみたい!』という欲求がどんどんと高まっていました。しかし先に原作マンガを読んでしまうとネタバレになりかねないため、最終回までコミックス購入を我慢するという人が続出。その制限から解き放たれたことで、コミックスのセールスも順調に伸びているのです」(サブカル系ライター)

「ハコヅメ」最新刊の表紙には藤と河合のペアが描かれている。

 アマゾンのKindleストアランキングでは「ハコヅメ」の既刊コミックスが軒並み300~500位台にランクイン。紙版には在庫切れも多く、ドラマ化の効果が表れている状況だ。これで続編制作が決まったら、またもやランキングを賑わせてくれるに違いないだろう。