ヒコロヒーが、予想だにもしない“生まれて初めて”に、別の意味で衝撃を受けていたようだ。
11月5日深夜放送の「有吉ジャポンII ジロジロ有吉」(TBS系)ではヒコロヒーが、9月11日の放送に引き続いて第二弾となる「野湯探し」にチャレンジ。これは地図に載っていない天然の温泉を、険しい山道を歩きながら探していくという企画だ。
この日も野湯歴10年の野湯レディーが案内するなか、野湯探しに出かけたヒコロヒー一行。だが今回は前回以上に山道が険しく、ロケ隊は途中でだんだんと脱落していった。道中では熊のフンや野生のサルを発見しつつ、しまいには山道が崩落している場所に出くわし、ロケ続行を巡って野湯レディーとディレクターが揉めることに。結局、野湯探しはあえなく中止となり、その様子にVTRを見守っていたMCの有吉弘行は「チンタラ歩くなよ!」とディレクターらロケスタッフに文句を付けていた。
「暗い山道を引き返すなか、ヒコロヒーは『ホンマ誰も悪くないです。気にしないでください』と細かやかな心遣いを見せていました。ロケバスまで戻ってきた一行は、野湯レディーが急きょ予約した温泉宿へ向かうことに。その展開にスタジオ出演者たちは『野湯じゃない!』『何してんだよ!』と文句タラタラでしたが、あえて温泉宿に向かったことにはちゃんとした理由があったのです」(テレビ誌ライター)
温泉に浸かりながらビールを飲み、「うまっ!」とご満悦のヒコロヒー。するとスタッフが突如「ハッピーバースデートゥーユー♪」と歌い出した。ロケ日の10月15日は、ヒコロヒー32歳の誕生日だったのである。
サプライズのお祝いに笑みを見せるヒコロヒー。「人生で初めてですよ」と語る姿に、<これまで誕生日祝われたことないの?>と驚く視聴者もいたことだろう。だが彼女の言う“人生初めて”とは、露天風呂の縁からバースデーケーキを手渡そうとするスタッフに向けられたもの。「絶対落とせない状況でケーキ渡される」と、その様子を説明していた。
「この日は野湯レディーの発案であらかじめ、リュックにケーキを忍ばせていたのです。しかし野湯を発見できなかったことから、温泉宿をお祝いの場に変更したワケですね。その気遣いを有吉も『優しいね』と評していましたが、いざヒコロヒーが箱を開けると、中には登山中の振動で半分崩れてしまったケーキの無残な姿が。ぐちゃぐちゃに崩れたバースデーケーキのほうこそ、人生で初めての経験だったに違いありません」(前出・テレビ誌ライター)
そのケーキを頬張っては「なんてことのない普通のケーキです」と言い放っていたヒコロヒー。しかしその言葉は「崩れていても普通に美味しい」という、彼女ならではのヒネリを加えた感謝の表現だったに違いなさそうだ。
※トップ画像はヒコロヒー公式インスタグラム(@hiccorohee)より。