当時の高評価は本物だったようだ。
12月9日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)では7組の男女コンビ芸人が集結。「女芸人がぶっちゃけ!男女コンビ実態調査」と題して、男女コンビならではのエピソードを披露した。
スタジオには「にゃんこスター」のアンゴラ村長も登場。「キングオブコント2017」に出場するためスーパー3助の誘いでカップル芸人を結成した二人は、コンビ結成わずか5カ月で準優勝を果たした経歴で知られている。当時についてアンゴラ村長が「あれよあれよ」と語ると、MCのダウンタウン松本人志は「あれはスゴかった。キングオブコントの黒歴史って言われてる」とさっそくのブッコミだ。
するとアンゴラ村長も、松本の三大黒歴史として「にゃんこスター97点っていうのがあって」と反撃。これには松本も「それ本当によく言われるんですよ! 『僕、にゃんこスターより下ですか!?』ってよく言われる」と苦笑いし、アンゴラ村長もなぜか「申し訳ございません」と謝罪していた。
その後も松本から、相方のスーパー3助と交際していた過去をさんざんイジられていたアンゴラ村長。だが彼女は今回の出演で、松本のある言葉に大きく感謝していたというのある。
「放送終了後、アンゴラ村長は番組で嬉しかったことがあったとツイート。『ほんと小さなことですがKOCの話のときに松本さんが「すごい沸かせてくれたよね」と言ってくださってワッとなりました!』とつぶやいていました。実際のセリフは『でもあの時ね、やっぱすごい会場ね、沸かせてくれたからね』というもので、さらに松本は『(97点を付けたことには)何の問題もない』と説明。あらためて、にゃんこスターが披露したネタへの評価がいかに正当なものだったかを強調していたのです」(エンタメ誌ライター)
松本にも認められる実績を残していたにゃんこスター。アンゴラ村長は同ツイートにて変なネタで批判も浴びたとしつつ、「松本さんにそう言ってもらえたんだからあの瞬間の自分は誰に何を言われてもやっぱり肯定しようと思いました」と、今回の番組出演で自分に自信を持つことができていたようだ。
「今では一発屋扱いされがちなにゃんこスターですが、キングオブコント2017の決勝ではファーストステージにて466点をマーク。これは優勝したかまいたちや3位のさらば青春の光を抑え、出場者10組での最高得点だったのです。上位5組が進出したファイナルステージでも、ジャングルポケットやアンガールズを上回る3位の点数をゲット。最終的にはかまいたちに逆転で優勝を奪われたものの、その後しばらくは『優勝したボクらよりにゃんこスターのほうがテレビに出ている』とかまいたちが自虐ネタにしていたものです。ともあれ当時の人気が本物だったことは間違いありません」(前出・エンタメ誌ライター)
ちなみに番組では「相方にしたい女性芸人」を選ぶアンケートにてスーパー3助が、アンゴラ村長ではなく蛙亭・イワクラの名前をあげていたことも判明。当の3助は「もちろんいやがらせです」と言い訳していたが、ヨリを戻したい3助の希望が叶う可能性はゼロで間違いないようだ。