第一部が終了し、1月9日からいよいよ「第二部 真相編」がスタートするドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)。未だ事件の全容がつかめない同作を巡って、さらなる新キャストの登場が噂されているという。
12月19日放送の第10話では、母子失踪事件で行方不明になっていた相良家長男の篤斗(小林優仁)が意識を取り戻すことに。ここで警察から事件について訊かれた篤人は、妻子を探し続けている父親・凌介(西島秀俊)の写真を指差し、「パパがママを殺した」と衝撃の告白をしていた。
「公式サイトの次回予告には『光莉が涙ながらに衝撃の告白をする』と記載されており、どうやら1月9日放送の次回には娘の光莉(原菜乃華)も何らかの形で登場する様子。その一方で、多くの視聴者から失踪事件が自作自演ではないかと疑われている母親の真帆(宮沢りえ)に関しては、とくに新しい情報はないようです」(テレビ誌ライター)
果たして父親の凌介は事件の真犯人なのか。それとも逃亡中の住宅メーカー社員・林洋一(深水元基)がやはりカギを握っているのか。謎が深まるなか、視聴者の間からは今後の展開に関する疑問が呈されているという。
「本作はとにかく視聴率が低迷しているのです。いくら個人視聴率やタイムシフト視聴率が重視される昨今と言えど、平均6.88%は日曜22時台のドラマとしては物足りない数字。しかも回が進むにつれて視聴率が下がるという右肩下がりの傾向も不安の種です。そうなってくると視聴者から《新キャストの投入はないのか?》との疑問が出てくるのも無理のないところでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
これまでのところ、第8話では新興宗教団体の教祖として相築あきこが、そして第9話ではそれまで電話の声だけで出演していた木幡由美(香里奈)が新規キャラとして登場。とくに香里奈は謎の男(前野朋哉)をバットで撲殺するという衝撃シーンが視聴者を驚かせていたものだ。
とは言え香里奈の登場は視聴者の間では以前から噂されており、意外性は小さい。それもあって視聴者からは「横浜流星のような新キャストが欲しい!」との声があがっているというのである。
「本作の前作的な位置づけのドラマ『あなたの番です』では、大学院生の二階堂忍(横浜)が第二章・反撃編の幕開けとなる第11話で初登場。そこから物語は二階堂の推理を中心に展開するようになり、彼の存在は視聴率回復の大きなファクターとなりました。平均視聴率は第一章では7.01%に留まっていたものの、反撃編では11.49%へと大幅に向上。横浜効果が絶大だったことは明らかで、今回の『真犯人フラグ』でも新キャストに期待が高まるのは当然でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
しかしながら現時点では、ドラマの公式ビジュアルに新たな人物は見当たらない。もしや光莉の彼氏である橘一星(佐野勇斗)が覚醒するのか。それとも回想シーンでしか登場しない真帆(宮沢りえ)が真相編では前面に出てくるのか。ともあれ何かしらの新機軸が期待されているのは確実そうだ。