フリーで活動するお笑いコンビの「ラランド」が3月4日、「事務所設立&会社方針記者発表会」を開催。個人事務所の社名が「レモンジャム」になることを明かした。社長はサーヤが務め、相方のニシダは正社員として雇用されることになるという。
「上智大学のお笑いサークルで結成されたラランドは、サーヤが卒業後に広告代理店に就職し、会社員と芸人の二足のわらじで活動中。相方のニシダは大学を二度退学していることから、正社員になれることを喜んでいました。これまでマネージャーを含めた3人で事務作業を含めた一切合切を担ってきましたが、人気が高まるにつれてフリーで仕事をこなすのは難しくなり、事務所設立となったのでしょう」(芸能記者)
そのラランドはフリーながら「M-1グランプリ2019」で準決勝に進出し、お笑い番組にも数多く出演。型破りな活動を続けているが、今回の事務所設立でも実に型破りな一面を見せていた。
会見では社訓を発表し、その内容は「一.バイクに乗るな 一.バイクを買うな 一.バイクを見るな」というもの。その理由についてサーヤは友人がバイクで事故に遭ったことをあげ、「不貞よりもバイクNG」と明言だ。会見後に配信したトークではその社訓について「見たら欲しくなる人がいるんじゃないかという怖さですよね。バイクかっこいいな、と思われちゃったらおしまいです」とまで言い切っていたのである
「芸能事務所に所属する芸人であれば、バイクという商品そのものを否定するような発言は厳禁というのが常識。サーヤは広告代理店に勤めていますから、その辺は理解しているはずです。それでもサーヤが『とにかくバイクは乗らない。命だけはしっかりと守っていただき、車もちょっとイヤです』とまで言い切ったのは、会社を預かる社長として何よりも社員を守りたいという気概の表れでしょう。そのためにはバイク関連の仕事をあきらめるという決断を社長として下したわけです。その一途さが、ラランドというお笑いコンビの芯の強さに繋がっているのかもしれません」(前出・芸能記者)
4月25日には大阪の道頓堀ZAZAでソロライブを行うことも発表し、大阪進出も明らかにしたラランド。その活躍にますます期待が高まることになりそうだ。