【カムカムエヴリバディ】安達祐実、話題の「ヘタウマ演技」には意外な偶然が隠されていた!

 下手すぎるのもまた、上手すぎる証拠だった!?

 2月18日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第77話では、時代劇「破天荒将軍」の撮影現場を再現。女優の美咲すみれ(安達祐実)が、お姫様を演じる場面が映し出された。

 かつては人気時代劇「棗黍之丞」シリーズのおゆみ役で人気を博した美咲だったが、その演技は大根役者レベル。「きゃああっ! そちたちは何者じゃああ!」というセリフはあまりにもわざとらしく、監督も苦虫を噛み潰したような表情だ。

 しかし「棗黍之丞」シリーズで助監督を務めていた監督は、どうにも美咲に頭が上がらない様子。生け花は武家の娘に似合わないから茶席に替えるといった美咲のわがままも聞き入れつつ、最終的には「編集でみな切ってまえ」と助監督に指示する始末だった。

「そんな美咲に、撮影を見学していたヒロインの大月ひなた(川栄李奈)が茶杓の扱いをアドバイスしてしまい、それをきっかけにひなたと駆け出しの大部屋俳優である五十嵐(本郷奏多)とのやり取りが始まります。これが今回のハイライトとなっていましたが、そこに至る流れを作ったのはやはり、美咲の下手すぎる演技にあったのは確実でしょう」(テレビ誌ライター)

 そんな美咲=安達の下手すぎる演技に視聴者からは<棒演技女優役が神懸っている><大根役者役もうまい>といった絶賛の声が続出。見る側にもやはり、安達がわざと下手に演技をしている“ヘタウマ”な様子がびんびんと伝わっていたようだ。

 その辺りはさすが、ドラマ「家なき子」(日本テレビ系)での名演技が28年後の今でも伝説として伝えられているだけのことはあると言えそうだ。そんな安達を「破天荒将軍」の女優役に起用した陰には、意外な偶然も隠されているというのである。

ドラマ「家なき子」で一世を風靡した安達は当時、中学1年生だった。

「今回は昭和58年が舞台で、ひなたはおそらく時代劇女優への道を歩み始めそうな様子。その昭和58年はなんと、安達が芸能デビューした年でもあるのです。昭和56年生まれの安達はこの年、子育て雑誌にて子供モデルとしてデビューし、それからは子役としてCMを中心に活躍していました。作中のひなたが芸能デビューを果たすであろう年と、そのひなたが小学生のころからファンだったおゆみ=美咲すみれを演じる安達のデビュー年が同じというのは果たして単なる偶然なのか。どうにも制作陣が、あえて美咲役に安達を起用したように思えてなりません」(前出・テレビ誌ライター)

 ひなたが女優への道を歩むのであれば、美咲すみれではなく安達祐実の演技に影響されるようお願いしたいものだ。