AKB48のメンバーでタレントとしても活動する柏木由紀が3月26日、自身の公式YouTubeチャンネル「ゆきりんワールド」を更新。「ぶっちゃけAKB48選抜総選挙ってどう思ってた?」というタイトル通り、加入当初の2009年から参加していた総選挙について、初めて熱く語った。
2009年に第1回が開催された「AKB48選抜総選挙」は、2018年まで10年連続で開催。第1回から参加していた柏木は2016年の第8回まで、参加した総選挙のすべてで一桁順位を達成していた人気者である。
しかも2015年の第7回では、前回1位の渡辺麻友を抑えて2位に躍進。2大会ぶりに1位に返り咲いた指原莉乃には及ばなかったものの、速報順位の2位をキープする強さで大健闘していたものだ。そんな柏木がなぜ、2017年の第9回からは総選挙を辞退していたのだろうか。
「柏木はその理由について『ファンの方にお金を使ってもらって選挙で上位にしてもらう感覚が合わなかった』と告白していました。選抜総選挙に投票するにはファンクラブや公式携帯サイトの会員になるという方法もありますが、基本は対象のシングルCDに封入された投票権を使うというもの。推しのメンバーに大量投票するため数十枚や数百枚、時には数千枚単位で対象CDを購入するケースも珍しくなかったのです」(アイドル誌ライター)
この大量購入に関しては当時から、握手券を抜き取ったあとのCDが廃棄されるとして、批判も多かったもの。それに加えて一部の“石油王”と呼ばれる大量購入者による組織票や、海外の石油王による投票を問題視する声も少なくなかった。
「柏木は今回のYouTubeにて、『それならCDや遠征、グッズとか他のことにお金を使って楽しんでもらえるほうが嬉しい』とも語っていました。この言葉に動画を観たファンからは《常にファンのことを考えてくれて、ゆきりん本当に優しい》といった好意的な声が続出。また30歳となりAKB48の最年長メンバーとなった今でも第一線で活躍し続けていることに触れ、《今も人気と知名度保ち続けてる理由がわかる》と感心するファンも少なくないようです」(YouTubeライター)
ちなみに第1回選抜総選挙は2009年4月に開催が発表され、同年7月8日に開票。発表時点でAKB48には7期生までが在籍していたが、そのなかで現時点も現役メンバーであり続けるのは、3期生の柏木ただ一人なのである。
「4月3日には5期生で唯一の生き残りだった宮崎美穂がライブイベント『AKB48 LIVE SHOW』で卒業セレモニーを行い、これで柏木が正真正銘唯一の生き残りメンバーに。それもあって今回の動画には古参ファンから《第一回総選挙を経験していて今も現役って生きる伝説です》と、そのアイドル人生を絶賛するコメントも書き込まれています」(YouTubeライター)
全盛期から、握手会での神対応が話題となっていた柏木。その人気の秘訣をあらためて実感させてくれる動画となっていたようだ。
(佐藤ちひろ)