最後の週にまで登場するとは、カムカム制作陣の「聖飢魔II愛」は留まるところを知らないようだ。
4月8日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ではこれまで、作中にて人気ヘビーメタルバンド「聖飢魔II」にちなんだアイテムが登場することでも話題になっていた。そんなアイテムが4月4日放送の第108話にもまたもや登場したというのである。
「それは第108話の冒頭で、ジャズ喫茶の厨房が映し出された場面。そこには小倉トーストとオーブントースターが映っていましたが、そのトースターにはおそらくメーカー名として『L-TAKAMURA』と印字されていました。これは聖飢魔Ⅱのギター担当、ルーク篁のことで間違いないでしょう。このように本作ではなぜか家電製品にメンバーの名前が記載されているケースが多いのです」(芸能ライター)
作中で最初に登場したのは、現ヒロインひなた(川栄李奈)の母親である大月るい(深津絵里)が大阪で住み込みで働いていたクリーニング店でのこと。昭和30年代となり、どの家庭にも普通にラジオが置かれるようになった時代において、作中に登場した松下電器製らしきラジオに「X-ISHIKAWA」との銘板がハメこまれていたのである。
その名前が、聖飢魔IIのメンバーでベースを担当するゼノン石川へのオマージュではないかと話題になるも、当時はまだ、たまたまの偶然ではないかとの指摘もあったものだ。
ところがるい編では、レコードプレーヤーに同バンドのヒット曲「FIRE AFTER FIRE」と同名の銘板が貼られていたことも。さらに時代が平成に移り変わってからのひなた編ではCDプレーヤーに「J-OOHASHI」とのブランド名が印刷されており、これはギター担当のジェイル大橋で間違いないと視聴者も盛り上がっていたのである。
「しかも荒物屋で売られていたテレビでは『ゼノイシカワ製』とメーカー名を明記した手書きのPOPも登場。もはやメンバー名そのものが登場したとあり、ここに至ってカムカム制作陣の聖飢魔II愛は疑惑から確信へと変わったのでした」(芸能ライター)
そして4月4日放送の第108話では、ついに3人目のメンバー名が画面に登場。聖飢魔IIは現在6人編成なので、これで半分のメンバーが登場したことになる。一方でるい編で重要な役割を果たしていた大阪のジャズ喫茶「ナイトアンドデイ」では、マスターの名前が木暮洋輔。これもまた、リーダーであるデーモン閣下(デーモン小暮)のオマージュではないかとみられているようだ。
そうなると残るメンバーはライデン湯沢とエース清水の二人のみ。果たして残り4回で彼らの名前は出てくるのか。もしくは視聴者が見落としている部分で、すでに示されていたのか。カムカム制作陣にはぜひ、放送後でもいいので答え合わせをお願いしたいところだろう。