局またぎの釈明はアリなのか? むしろ局が違うからこそ言いやすかったのかもしれない。
8月10日深夜放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)では、ヒコロヒーがドラマの現場でしでかした大失態について振り返る場面があった。
ヒコロヒーはとあるドラマ撮影の現場にて、40歳年上の大先輩である俳優の伊武雅刀と共演することに。クランクアップの日に「またご一緒できるように頑張ります」と挨拶したところ、伊武から「お互いね、生きてたらまたどっかで会えるんだから、頑張んな」という粋でおしゃれな返しをもらったという。
その言葉に「素敵だなあ」と思っていたところ、伊武はシャレのつもりなのか「まあ俺はね、もう早く死んじゃうと思うけど、アハハ」と言葉を続けることに。それに対してヒコロヒーは上手い返しができず、「でも私のほうが先に死ぬこともありますしね、お疲れ様でした」と、まともに答えてしまったと明かしていた。
「その答えについて『何を変に確率論持ち出して』と反省していたヒコロヒー。この場合は『何言ってるんですか! とかで良かったんやね』と、芸人らしい返しができなかったことを後悔していました」(テレビ誌ライター)
そんな裏話を披露してくれたヒコロヒーだが、彼女が伊武と共演したドラマとはいったいどの作品だったのか。この7月期にヒコロヒーが出演した連続ドラマやスペシャルドラマはなかったようだが…。
「実は彼女、情報番組の『ZIP!』(日本テレビ系)内で放送されているミニドラマの『泳げ!ニシキゴイ』に、錦鯉・渡辺隆の母親・美樹子役で出演していたのです。伊武は隆の祖父・金次郎の役を務めており、8月4日の放送回では二人で隆の高校アメフトデビュー戦を観に行く場面も。頓珍漢なアドバイスばかり口にする祖父を『行くよお父さん!』と止めたりする役目を演じていました」(前出・テレビ誌ライター)
この回で高校生の隆役を演じていたのは18歳の鈴木福。その母親を32歳のヒコロヒーが演じているのも驚きだが、母親役がかなりしっくりきていたほか、祖父役の伊武とはまるで本物の嫁と舅のように見えていたものだ。
ともあれ日テレのミニドラマで犯した失態を、テレ朝の冠番組で釈明していたヒコロヒー。今のところ日テレにはレギュラー番組がなく、さすがに「有吉の壁」で披露するようなエピソードでもなかったのだろう。どうやら彼女にとって「キョコロヒー」は相当、使い勝手の良い番組なのかもしれない。