その発言に傷ついたファンは…ほとんどいなかったのかもしれない。
アイドルグループ「日向坂46」の齊藤京子が、とある男性芸能人のことを「マジで大好き!」と公言してみせた。そんな爆弾発言にはどんなワケがあったのだろうか。
10月10日放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)では冒頭、「お疲れごはん」と題した企画を展開。これは芸能界の先輩が仕事の後でどんなものを食べているのか、そのリアルな食事終わりを覗き見るというもの。行きつけの店までダダ漏れになるというチャレンジな内容だ。
東京・西麻布の鶏料理専門店に現れたのは、お笑い芸人の狩野英孝。店に足を踏み入れた狩野の姿に齊藤は「カッコいい!」と意外な反応を見せていた。しかも彼女は「めっちゃ嬉しい! キョコロヒー出て下さったの」との感想まで漏らしていたのである。
「スタジオにカメラが戻ると、齊藤は『私、狩野英孝さん、マジで大好きで』と告白。大好きで大尊敬しているとまで言い放ったのです。その上で彼女は『7年前から狩野英孝さんになりたい』との謎ワードまで繰り出すことに。これには視聴者もヒコロヒーと同様に『それだけは解せん』と思ったことでしょう」(アイドル誌ライター)
その理由は齊藤によると「タレント力が本当に凄い方」だからとのこと。しかしヒコロヒーは「まだわからん」と納得できていない様子だ。
ところがコーナーは狩野のトークと歌で終了。その後はVTR中で狩野が食べていた親子丼をスタジオの二人も食し、その味に感動した齊藤が「想像の100倍くらい美味しい!」と絶賛する場面で終わっていた。これでは齊藤が狩野のことを好きな理由は分からずじまいではないか。
「齊藤が狩野を『好き』だと評したのはおそらく、芸能人としての姿勢が好きだといった意味なのでしょう。狩野のギャグやネタが好きというよりも、その姿勢を見習っているようです。それはどうやら先輩後輩関係に関する狩野の発言に表れていたように思われます」(前出・アイドル誌ライター)
VTRで狩野は、かつてはドッキリが嫌いだったものの、事務所の先輩である出川哲郎からドッキリに掛けられた後には番組スタッフにお礼を言うように教えられたと説明。オンエア時に大受けしていたのを見たことで出川のアドバイスが腑に落ち、今では後輩の三四郎・小宮に同じことを伝えていると明かしていた。
そういった先輩後輩関係は、アイドルとして活動する齊藤にとっても関心事のはず。坂道系グループのメンバーとして乃木坂46の先輩たちを尊敬しつつ、日向坂46の1期生として後輩たちを指導する立場の齊藤にとって、狩野の経験談は身に染みる話だったのではないだろうか。
10月26日リリースの8thシングル「月と星が踊るMidnight」では、自身初となるセンターを務める齊藤。より責任の重い立場になった彼女にとって、狩野の言葉にはより深みを感じたのかもしれない。