チアリーダー本田景子さんがアメリカで快挙!スタジアムで7万人の観客から祝福される

 日本人がまたひとつ、アメリカのプロスポーツ界で夢を叶えたようだ。

 米プロアメフトNFLのジャクソンビル・ジャガーズでチアリーダーを務める本田景子さんが、1月7日(現地時間)に開催されたシーズン最終戦にて「チアリーダー・オブ・ザ・ゲーム」に選出。スタジアムを埋め尽くした7万人の観客から祝福されるという快挙を達成した。

 本田さんは横浜市出身の40歳。2007年にチアリーティングを始め、国内の様々なリーグやチームで活動したのち、2018年にはジャガーズのチアリーダーチーム「ジャクソンビル・ロアー」のオーディションに合格。それ以降、5シーズンにわたって現地で活動してきた。

 この間、チームは低迷し、本田さんが加入した2018年シーズンからは4期連続で地区最下位に。2020年シーズンには1勝15敗というどん底も経験した。それが今季は2年目のエースQBトレバー・ローレンスが覚醒し、後半戦を7勝2敗の好成績で疾走。最終戦では地区首位を争っていたタイタンズを撃破し、5年ぶりの地区優勝とプレーオフ進出を果たした。その大事な試合で本田さんは、その日に最も活躍したチアリーダーに選ばれたのである。

NFLでの「チアリーダー・オブ・ザ・ゲーム」選出は一生誇ることができる勲章だ。トップ画像ともに本田景子公式ツイッター(@Keikohonda1111)より。

「本田さん自身、40歳という節目を迎えたこともあり、今季はチアリーダー引退も胸に臨んでいました。その最終戦でついに『チアリーダー・オブ・ザ・ゲーム』に選ばれ、ツイッターでは『間違いなく人生で最高の日となりました。チア続けてきて良かったです』と報告。『生まれてきて良かったです』とまで綴るなど、人生で最大級の喜びを感じていたのは間違いないでしょう」(スポーツライター)

 今後はリーグ優勝決定戦の「スーパーボウル」を目指して、負ければ終わりのプレーオフに臨むジャガーズ。一試合一試合が本田さんにとって「最後の試合」になる可能性もある。

 今回の快挙に際しては「7万人の前で私の名前が呼ばれビッグスクリーンに映し出された時は感無量でした」と、その喜びをツイート。これまでのチア人生を思い返したのか「ケジメが付けられずずっとその時を探してきた。そしてついにやっと出会えました」と綴っており、さらには「もうチア人生に悔いはないです」とチア引退すらも示唆していた。

 地区優勝したことにより、プレーオフ初戦はホームのジャクソンビルで開催されることが決定。チャージャーズを相手に日本時間の1月16日(日)午前10時15分にキックオフとなる。NFLプレーオフはCS放送の日テレジータスにて全試合が生中継されることから、日本からも本田さんの活躍を目撃できることは確実。ぜひ、声援を送りたいところではないだろうか。