どうやら彼女の卒業はまだしばらく先のようだ。
1月22日深夜放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京系)にて、乃木坂46で唯一の2期生となった鈴木絢音が、自身の殻を打ち破るような発言を見せたという。
この日は先輩を罰ゲームの餌食から救うべく、後輩たちがゲームに奮闘する「代理ゲームバトル」を開催。冒頭ではMCのバナナマン設楽がグループ最古参かつ最年長の1期生・秋元真夏について「秋元ってのはもう生きる伝説ですからね」と評する場面があった。
すると設楽は続いて「鈴木だってそうだよ」と、鈴木のことを話題に。「最初はしゃべんない、お人形さんみたいでさ。それがもう…」と語ったところで、当の鈴木が自ら「いまや伝説に、乃木坂の」と自らを伝説と認めたのだった。
「その姿にファンはビックリ。鈴木と言えば普段から大人しく、引っ込み思案なタイプですからね。クールなイメージがあるものの、それはかつて冠番組『NOGIBINGO!』にてバナナマンから話を振られたとき、緊張しすぎたためにぶっきらぼうに返してしまったのがキッカケ。そんな鈴木が今回、自ら『伝説』と大風呂敷を広げたのは、秋元がいなくなった後の乃木坂46をイメージしていたからかもしれません」(アイドル誌ライター)
1期生の秋元は加入直後に大学受験があり、グループに合流したのはほぼ1年後となる2012年10月のこと。一方で2期生の鈴木は2013年3月に加入しており、活動歴には半年ほどの差しかないのである。
それに対して山下美月や梅澤美波といった3期生が加入したのは2016年9月で、鈴木とは3年超の開きがある。それもあって鈴木は今回、先輩としての矜持を示したのではないだろうか。
ただ鈴木を巡っては、秋元が卒業したら後を追うように卒業してしまうのでは、との観測もある。2022年には1期生3人と2期生3人が相次いで卒業しており、齋藤飛鳥と秋元真夏も卒業を発表済み。昨年の1月には9人いた1~2期生が、もはや鈴木一人になってしまうからだ。
だが一方では、いまや3期生や4期生が活動の中心となるなか、鈴木はその「新世代組」としてカウントされているとの見方もあるという。それは昨年末の歌番組出演を観れば明らかだというのだが…。
「乃木坂46は紅白に出場した後、齋藤と秋元の二人だけをNHKホールに残して他のメンバーは『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2022→2023』(TBS系)に出演。新年にふさわしく“新しい乃木坂46”のパフォーマンスを繰り広げるなか、鈴木は紅白ではなくCDTV側に参加していました。これは鈴木が新世代組を率いる立場にあることを示していたのではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)
MCのバナナマン設楽は「乃木坂工事中」にて、テレビ朝日を訪れた際に元2期生の山崎怜奈と斎藤ちはるアナから「鈴木をお願いします」と言われたことを明かしていた。
このエピソードを設楽が口にしたのも、鈴木が当面、乃木坂46のメンバーとして活躍し続けることを示唆していたのかもしれない。