もしかしたら意外な才能が漏れ出ていたのかもしれない。
3月14日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)では、さまぁ~ずと田中瞳アナが東京・武蔵小山を散策。看板屋のご主人が作業場の地下倉庫を音楽スタジオに改装しており、そこで田中アナがギター演奏を披露する場面があった。
以前からの視聴者であれば、田中アナがモヤさまに初登場した2019年に、ハワイロケにてウクレレを演奏していたことを覚えているはず。彼女は高1でバンドを組み、2年ほどギターを担当していた経歴を持つ。
ご主人からエレキギターを借り受けた田中アナ。左手でネックをつかみ、コードを押さえる姿は経験者そのものだ。ここで彼女はコードをかき鳴らして2小節の前奏を弾き、3小節目の3拍目から「む~ぎわ~らのぉ♪」とおもむろに歌いだしたのであった。
「その曲があいみょんの『マリーゴールド』であることは明らか。ただ最初からコードが合っていないばかりか、歌の進行に合わせてコードチェンジしていくも全部調子っぱずれでした。高校以来、ギターはほとんど弾いていないそうなので、コードが頭に入っていなかったのでしょう」(テレビ誌ライター)
それでもさすがはモヤさまのアシスタントとして4年近くを過ごしてきたとあって、めちゃくちゃなコードながらドヤ顔で「マリーゴールド」を歌い続けることに。適当なコードのままでサビの一周目を丸ごと歌いきってみせたのである。
その姿だけでも、さすがはテレビ東京の次期エースと言われるだけのことはあると感心してしまうところ。さまぁ~ず三村が「陰のほうに入ってますけど」と高笑いするなか、「楽しいですね、分からないですけど」とギター演奏をエンジョイしていた姿には大物感すら漂っていた。
しかも今回のギタープレイでは、洋楽好きが一瞬だけ「おっ!?」と驚く仕掛けもあったというのだ。
「彼女がコードをかき鳴らし始めた時、その音程とカッティングリズムがまるで、ショッキングブルーの『VENUS』に聴こえたのです。本来のコードはBsus4で、初級者ではなかなか押さえないコード。田中アナの指使いは薬指の置き方などから1フレット上のCsus4っぽくも見えており、それが『VENUS』っぽく聴こえた要因だったのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
よもや田中アナは「VENUS」を弾こうとしていたのか、それともFの並行コードを押さえ損ねたことでたまたまそう聴こえただけなのか。彼女が「マリーゴールド」を演奏しようとして、たまたま洋楽っぽいフレーズを弾いていたのであれば、それは彼女の内面からにじみ出る音楽魂の表れだったのかもしれない。