【@JAM EXPO 2024】初出場の「RiNCENT#」は正統派楽曲と高いパフォーマンスで魅了!

RiNCENT#

 今年で10回目の開催を迎え、すっかり晩夏の風物詩として定着したアイドル夏フェスの「@JAM EXPO 2024 supported by UP-T」。今年は開催日程を9月14日~16日の3日間に拡大し、横浜アリーナに200組を超えるアイドルグループが集結した。

 その中からasageiMUSEが注目するグループをピックアップして紹介。今回は9月14日のステージに登場した「RiNCENT#」を取り上げたい。

◆ダチョウでバズるもパフォーマンスは正統かつ王道

 RiNCENT#は2021年11月23日から「今よりも#(半音)上がり続けて行く」をコンセプトに活動。今年3月には5thワンマンライブをグループ史上で最大の会場となるZepp SHINJUKUで成功させた。

 順調な成長ぶりに加え、7月22日にリーダーの琴吹ゆずがXに投稿したダチョウのものまねが、クォリティの高さで一挙話題に。Xの動画は4000万再生、インスタグラムではなんと8000万再生の大バズりとなり、一気に知名度と注目度が上がったタイミングで、初の@JAM EXPO出演を果たすこととなった。

 爆発的なバズりを受けてか初出場にも関わらず、最初に登場したのは準メインと言えるブルーベリーステージという破格の扱い。エラバレシとドラマチックレコードという人気グループに挟まれた出番ゆえ来場したファンの数も多く、いやがうえにでも注目度は高まった。

ブルーベリーステージでファンにレスを送るRiNCENT#。

 その初ステージでRiNCENT#は全5曲を披露。アップテンポでキュートな『好きすぎて』で会場を盛り上げると、2曲目の『Kiss Me Baby〜恋焦がれ〜』は7月に初披露したばかりの新曲で、一転して情熱的なパフォーマンスを披露だ。

 さらにMCを挟むことなく『メロメロメロン』、『ガチ恋シンドローム』、『UNDEAD』と畳みかけ、コールアンドレスポンスを通してファンとの一体感を盛り上げた。そのパフォーマンスは丹念に作られた正統派な楽曲による王道スタイル。ダチョウのイメージで観に来た観客は良い意味で裏切られたことだろう。

躍動感あふれるパフォーマンスを見せてくれた。

 続くパイナップルステージでは1曲目から『Kiss Me Baby〜恋焦がれ〜』を披露し、迫力のあるパフォーマンスに会場のテンションは早くも最高潮に。2曲目には攻撃的なギターサウンドが疾走感にあふれる『UNDEAD』をドロップし、3曲目には一転してドラマチックな展開が印象的な『君じゃなきゃダメなの』を披露。ファンのコールや手拍子でフロアは一体感に包まれていた。

パイナップルステージにはメンバーとファンの熱気が充満。

 メンバー全員が高い歌唱力を備え、さらにはグラビアもこなすビジュの良さも見どころ。大型フェスで新しいグループを見つけようと意気込んでいた来場者にとっては、ずばり「見つけた」と言えたステージだったことだろう。

RiNCENT# 公式X @rincent_idol

サイン会後のRiNCENT#。前列左から森本栞菜、雪乃かりん、加山三稀。後列左から琴吹ゆず、小松せな、本気すず、萌乃ゆき。

(取材:渡辺梨子、舟守はるな、柳澤杏奈、酒井智望/撮影:Issey Nakanishi)