3月2日に京セラドーム大阪にて開催された『KANSAI COLLECTION 2025 SPRING&SUMMER』に、10人組アイドルグループの「=LOVE」が出演。メンバー4人がランウェイを華麗にウォーキングしたほか、フルメンバーでのパフォーマンスを披露し、観客からの大きな歓声を浴びていた。
「KANSAI COLLECTION」は、関西から世界へ文化を発信し続ける、日本最大級のファッションイベント。=LOVEは今回が初出演で、大谷映美里、髙松瞳、野口衣織、齋藤樹愛羅の4人がモデルとしてランウェイに登場した。
◆大谷映美里(LIP SERVICE)
大谷映美里がランウェイに登場すると、会場の視線が一斉に集まった。オフショルダーのトップスに大きなリボンをあしらい、ベビーピンクの優しい色合いが彼女の透明感を際立たせる。肩をさりげなく見せるデザインが、上品な抜け感を演出し、フェミニンな魅力を引き出していた。
ほんのり透け感のあるロングスカートは、歩くたびにふわりと揺れ、軽やかでエレガントな印象に。足元には厚底の白サンダルを合わせ、可愛らしさの中にもスタイルアップの工夫が光る。手に持つ白とピンクの花束が、さらに彼女の清楚な美しさを惹き立てた。
しなやかなウォーキングと柔らかな表情で魅せた大谷映美里。その姿は、まるで春の訪れを告げるかのように、ランウェイを華やかに彩った。
◆髙松瞳(LIP SERVICE)
ランウェイに現れた髙松瞳は、シンプルながらも洗練されたスタイルで観客の視線を惹きつけた。ミニ丈のニットワンピースはジップアップ仕様で、ほどよく身体にフィットし、美しいボディラインを強調。シンプルなデザインながらも、大人っぽさと可愛らしさを兼ね備えた一着だ。
足元には白のロングブーツを合わせ、スラリとした美脚を惹きたてるバランスの取れたスタイリングに。ハーフアップに巻き髪を加えたヘアスタイルが、女性らしい柔らかさをプラスしている。手にした黒のハンドバッグがコーデ全体を引き締め、より洗練された印象を見せる。
自信に満ちたウォーキングと、大人の魅力を感じさせる表情で魅了した髙松瞳。シンプルながらも計算されたスタイルでランウェイを颯爽と歩き、観客を魅了した。
◆野口衣織(スペシャルステージ)
野口衣織がランウェイに登場すると、柔らかさとクールさを兼ね備えたスタイルに視線が集まった。グレーのトップスに、ゆったりとした長めのカーディガンを羽織り、袖口から指先がのぞく“萌え袖”がさりげない可愛らしさを演出。一方で、デニムパンツを合わせたシンプルなコーディネートが、程よいラフさとこなれ感を生み出していた。
足元にはグレー×ピンクのスニーカーをチョイス。落ち着いた色味の中にピンクのアクセントが加わり、遊び心のあるスタイルに仕上がっている。全体のバランスを絶妙にまとめつつ、自然体の魅力を引き出したコーディネートだ。
颯爽としたウォーキングと、時折見せるクールな表情が印象的だった野口衣織。シンプルなカジュアルスタイルながらも、持ち前の“イケメン感”を存分に発揮し、ランウェイをスタイリッシュに彩った。
◆齋藤樹愛羅(BABY, THE STARS SHINE BRIGHT)
まるで絵本の中から飛び出してきたような愛らしいスタイルでランウェイに登場した齋藤樹愛羅に、観客の視線が釘付けに。ハートとクマのプリントが施されたロリータワンピースは、たっぷりのリボンとフリルで装飾され、夢のような甘い雰囲気を演出。ふんわり広がるシルエットが彼女の可憐な魅力をさらに惹き立てていた。
ヘアスタイルは特徴的な“玉ねぎヘア”にアレンジされ、リボンや小さなぬいぐるみを飾ることで、よりファンタジックな印象に。左手にはふわふわのうさぎのぬいぐるみを抱え、その無邪気な仕草がロリータファッションの世界観を完璧に表現していた。
キラキラと輝く笑顔と、軽やかに舞うようなウォーキングで、齋藤樹愛羅はまるでおとぎ話のプリンセスのようにランウェイを彩った。可愛さと幻想的なムードを詰め込んだスタイルで、観客の心をときめかせた瞬間だった。
◆ライブステージ
胸元に大きなハートが施された真っ赤でキュートな衣装に身を包んた=LOVE。2月26日にリリースしたばかりの最新曲『とくべチュ、して』と『恋人以上、好き未満』、そしてTikTokでの楽曲再生数が3.6億回超えを記録するなど昨年大きな話題を呼んだ『絶対アイドル辞めないで』を含む全4曲を披露した。
限られた時間のなか、メインステージ・ランウェイ・センターステージを余すことなく使用した見応え十分のパフォーマンスで、イベントを大いに盛り上げた=LOVE。初出演のKANSAI COLLECTIONで、関西地区のファンに大きな印象を残したに違いないだろう。
【セットリスト】
Overture
M01. とくべチュ、して
M02. 恋人以上、好き未満(1half)
M03. 青春”サブリミナル”(1half)
M04. 絶対アイドル辞めないで(1half)
(文:舟守はるな/撮影:安座間優)