東大専科から青山学院大学に進学! 6月27日に最終回が放送されたドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)において、ギャル生徒の早瀬菜緒(南沙良)が青学の「共通テスト利用」選抜に出願し、経営学部への合格を報告する場面があった。
早瀬は大学入学共通テストにて738点(900点満点)をマーク。8割以上を得点した上に、彼女は青学の受験科目である英語、国語、歴史が得意とあって、同選抜ではさらなる高得点で合格を勝ち取っていたようだ。
一方で文化三類を目指した東大の2次試験では、手応えを感じていたにも関わらず不合格に。本人は受験勉強をやり切ったとし、納得の上で青学に進学するようだが、そんな早瀬には別の方法で東大に合格するチャンスがあったというのである。
「あまり知られていませんが、実は東大にも『推薦入学』があります。平成28年度(2016年度)に導入されたばかりの制度で、今年度からは『学校推薦型選抜』に変わりました。同制度では共通テストの受験義務が課せられており、8割程度の点数が求められることから、学力の足りない者でも合格できるという裏道的な制度ではありません。また一般的な推薦制度とは異なり、合格率は3分の1程度という狭き門。選抜に際してはグループディスカッションなども課せられてり、勉強漬けの受験生には突破が難しい内容となっています」(大学受験に詳しいライター)
早瀬は共通テストで8割超の点数をゲット。人懐こく明るい性格も選抜では有利に働きそうだ。同制度が「多様な学生構成の実現」を目的の一つとしていることから、個性豊かな彼女なら合格の可能性も期待できる。しかもこの推薦型選抜で不合格になった場合でも、他の生徒と一緒に東大の2次試験を受けられることから、推薦に不合格でも東大進学の道が閉ざされるわけではないのも嬉しい点だろう。
「もちろん推薦制度ですから、内申点も重要なポイント。具体的には高三の1学期において、学内で上位5%の成績を修めている必要があります。もともと落ちこぼれだった早瀬にとってはここがもっとも厳しいポイントとなりますが、東大専科に入ってから急激に実力を付けたことに加え、通っている龍海学園が基本的に“落ちこぼれ校”であることから、ぎりぎり達成できていた可能性も期待できそうです」(前出・ライター)
これから東大を目指す高校生は、この推薦制度を頭の片隅に置いておくのもよさそうだ。
※トップ画像は南沙良公式インスタグラム(@lespros_sara00)より。