その言葉には15年超のアイドル人生から得た真理が詰まっていたのかもしれない。
10月21日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)には、峯岸みなみが“指原軍団”の一員として指原莉乃、若槻千夏と一緒に出演。3人がそれぞれのおすすめ料理やグッズを差し入れるなか、峯岸は「こちらです!」と勢いよく「極太麻婆春雨」を披露だ。
すると指原は「これ、あれ?」と驚いた表情に。実はこの料理、かつて指原のオススメで知ったものだという。峯岸は「私もですねいま、あんまりオススメするものとか(なくて)。お金を使わないようにしているんです」との寂しい現状を吐露。その上で「全部、指原のおこぼれで生きているので」と自分を卑下した様子で語り、極太麻婆春雨についても「さっしーのおうちでUber(ウーバーイーツ)してもらったものです」と明かしていた。
「櫻井翔が『つまりさっしーのオススメってこと?』と訊ねると、峯岸は何のてらいもなく『はい! さっしーのおすすめを持ってきました』と即答。このやり取りに指原は手を叩いて爆笑です。すると有吉弘行が『いつ逆転したんだ、お前らは。先輩だろう!?』と、1期生・峯岸と5期生・指原の関係性を揶揄。そのツッコミに峯岸はきっぱりと『諦めたら楽でした! 楽になりました』と断言し、これには櫻井も『「諦めたら楽」って名言だな』と感心することしきりの様子でした」(芸能ライター)
峯岸と指原の二人はAKB48内では先輩後輩の関係ではあるものの、年齢では誕生日がわずか6日違いという同級生。両者ともアイドルを卒業した現在は芸能界の良き友人として親しくしており、峯岸からはソロタレントとしての指原を先輩として敬っている様子さえ感じられるようだ。
9月27日にはYouTubeの「さしはらちゃんねる」と「峯岸みなみ」チャンネルの両方で、二人が共演した動画をそれぞれ投稿。指原の自宅で撮影された動画は指原側が170万回、峯岸側は124万回と、いずれも高い再生回数を叩き出している。
「こんな風に関係が良好で、今では指原を立てている峯岸ですが、ここに至るまでは相当な葛藤があった様子。炎上アイドルとして世間を騒がしていた2016年にはツイッターで『挫折を味わうともう諦めよう、負けてたまるか、という分かれ道の分岐点に立たされる』と綴り、続けて『前者を選べば楽だけど、正解は絶対後者だよね』と書いていたものです。それが今回の番組では『諦めたら楽』と言い切ったのですから、11月に29歳を迎えるアラサータレントとして、良い方向に振り切れたのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
今回の「THE夜会」でも、以前の騒がしい感じが陰を潜め、しっとりとしたトークに終始していた峯岸。どうやらいい感じに年齢を重ねているようだ。