復帰は嬉しいところだが、じっくり休んでほしいというのがファンの本音かもしれない。
9月9日に休養を発表していた櫻坂46の小林由依が12月10日、日本武道館で行われた1周年記念ライブ「1st YEAR ANNIVERSARY LIVE」にてサプライズ復帰を果たした。
この日は守屋茜と渡辺梨加にとってのラストステージ。欅坂46時代からグループを牽引してきた1期生二人の卒業が最大の目玉だったなか、小林のサプライズ登場に会場は大いに盛り上がっていた。
小林は全身をモノトーンで決めた衣装で登場し、遠藤光莉、藤吉夏鈴とともにユニット曲「ジャマイカビール」をパフォーマンス。本編のラストに披露された最新シングル「流れ弾」でもパフォーマンスに参加し、キレのあるダンスを見せてくれた。MCでは開口一番「お久しぶりです」と挨拶し、「このライブから少しずつ復帰して、櫻坂の2年目と一緒に私もスタートできればと思っています」と、今後徐々に活動を増やしていくと明かしていた。
「結成当初のメンバーがだんだんと卒業していくなか、中心メンバーである小林の復帰にはファンも歓喜していた様子。その一方で、3カ月間の休養について《思ったより短かったな》《無理して復帰したように感じてしまった》と懸念する声もあり、《もっと休んでもらって大丈夫だよ》と小林の体調面を心配する声も目立っています」(アイドル誌ライター)
今回はグループ結成当初から一緒に頑張ってきた盟友のラストライブとあって、復帰時期を早めてでもライブに参加したかったのかもしれない。ただ本来ならパフォーマンスに加わるはずの「Nobody’s fault」などの楽曲では舞台袖で待機しており、まだ完全復活ではないと感じたファンも多かったようだ。
「姉妹グループの日向坂46でもエースの小坂菜緒が体調不良を理由に6月から活動を休止中。12月5日のミーグリ(オンライントーク会)では人気メンバーの加藤史帆や齊藤京子らが欠席していました。今をときめく坂道グループでは主要メンバーであればあるほど多忙な日々を送っており、疲労度も相当なはず。それゆえ小林の復帰を巡っても、未だ完全復活と言えない状況なのであれば、ゆっくり休んで欲しいというのがファンの本音でしょう」(アイドル誌ライター)
欅坂46時代には、絶対的エースである平手友梨奈の代役として「NHK紅白歌合戦」でセンターを務めるなど、表現力ではグループ内でも屈指のものを持つ小林。ファンとしても完全復活を期待して、いつまでも待っていたいところだろう。
(石田安竹)