【真犯人フラグ】芳根京子の告発ビラ動画で「第5話の伏線」が回収されていた!

 不貞を告発するビラをポストに入れていたのは、主人公の最も近くにいる人物だった! その場面が実に3カ月近くも前から張られていた伏線を回収したという。

 2月6日放送のドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)第15話では、主人公の相良凌介(西島秀俊)が部下の二宮瑞穂(芳根京子)らを伴って、団地の隣人である菱田朋子(桜井ユキ)の自宅を訪問。表向きの理由は運送会社の課長として配達員の不始末を謝罪するものだったが、凌介の狙いは菱田家の押し入れに何が隠されているのかを探りに行くことだった。

 すると朋子は「私、見ちゃたんですよね」と切り出しつつ、凌介らにスマホの動画を見せた。そこに映っていたのは、瑞穂が不貞告発のビラを相良家のポストに入れる場面だったのである。

「その動画に表情を険しくする瑞穂。同じ第15話には謎の男・強羅(上島竜兵)が顔を挿げ替えるフェイク動画を作成する場面があったので、瑞穂がビラを投函する動画もフェイクでは思う視聴者もいたようです。しかしドラマの公式サイトでは次回予告として《ビラを入れたのは、瑞穂(芳根京子)だった》と明記。これにより、凌介の妻と子供たちが行方不明になった母子失踪事件に、瑞穂も何らかの形で絡んでいた可能性が浮上しました」(テレビ誌ライター)

 その瑞穂はドラマの初期から多くの視聴者に“真犯人”の有力候補として怪しまれてきた。そして今回、事件そのものに絡んでいることが発覚したことで、11月14日に放送された第5話で提示された伏線が、ここにきて回収されたというのである。

 今回の第15話では、凌介の長女・光莉の失踪が誘拐ではなく本人の意思による家出だったことが判明。家出の手引きをしたのが光莉の交際相手で、事件解決を巡って凌介に協力していた橘一星(佐野勇斗)だったことも明かされた。その一星は第5話にて、凌介の部下である瑞穂とこんな会話を交わしていたのである。

一星:同盟を組みたい。これから時と場合によって、相良(凌介)さん抜きで相良さんの家族を誘拐した犯人を捜す。あの人はちょっと…
瑞穂:人が良すぎるもんね。分かった、いいよ。多分私も一星と似たようなこと考えてる。言ってみ。
一星:勘でしかないんだけど…犯人は相良さんの近くにいる。

 この会話を交わした時点で、一星が言う“犯人”とは光莉の家出を手引きした自分自身ではなく、母の真帆(宮沢りえ)と息子の篤斗(小林優仁)を誘拐した人物であることは明らか。その人物が凌介の近くにいると、一星はニラんでいたことになる。

「一方の瑞穂も一星の考えに同意しつつ、その一星が光莉の家出に関わっていることは知りませんでした。つまり母子失踪事件の当事者同士が、自分が関わっていないほうの失踪事件については、犯人が身近な人物だと考えていることを確認し合っていた形なのです。結果的に『光莉失踪』と『真帆・篤人失踪』に関わる二人が第5話の時点で偶然にタッグを組み、その両者がともに“相良さんの近くにいる”人物であるという伏線が張られていたことになります」(前出・テレビ誌ライター)

芳根と佐野の名前が帯に並ぶ、ドラマの公式ブック。

 なお、1月31日に発売された本ドラマの公式ムック「真犯人フラグ オフィシャル考察ガイド」の帯には、撮りおろしグラビア&インタビューと題して「西島秀俊 芳根京子 佐野勇斗」と3人の名前が並んでいる。ここで瑞穂役の芳根と一星役の佐野がフィーチャーされているのもまた、なんとも怪しげなところではないだろうか。