生田絵梨花ファンサイトが開設も、入会に二の足を踏むファンがいるワケとは?

 同じ女優のファンでも、懐事情はそれぞれ異なっているようだ。

 昨年末に乃木坂46を卒業した女優の生田絵梨花が2月1日、ファンサイト「ERIKA IKUTA OFFICIAL SITE」をグランドオープンした。同サイトでは有料の会員制度を導入しており、事実上のファンクラブサイトとなっている。

 2月19日にはグランドオープンを記念して、会員限定の生配信を実施する予定。その配信目当てに入会希望者が殺到しているようで、受付開始直後に入会手続きをしたファンでも会員番号が2000番台、同日夜だと5000番台との報告もあるようだ。

 どうやらオープン初日からなかなか盛況な様子のファンサイトだが、その一方では入会を見送っているファンもいるという。同サイトではスマホのキャリア決済にも対応しており、支払い手段の有無は問題ではないはず。だが未入会のファンからはこんな声もあがっているという。

「それは会費が高いというもの。生田絵梨花のファンサイトでは年額5500円(別途入会金1100円)と月額500円(入会金不要)の2コースがあり、年額コースでは会員特典として会員証と生配信視聴が用意されています。この会費を巡って《なかなかキツい金額》《高いから様子見》といった声が漏れ伝わっているのです。なかには中高生のファンもいるので入会金込みの6600円がキツいのも分かりますが、さすがに大人のファンから《高い》という声が出るのは、生田サイドにとって気の毒ではないでしょうか」(アイドル誌ライター)

この画像と共にサイトのグランドオープンをアピールしていた。生田絵梨花公式インスタグラム(@ikutaerika.official)より。

 乃木坂46卒業生で個人のファンサイトを運営しているケースは意外に少ない。というのも現役時代から引き続いて乃木坂46合同会社に所属している場合、個人のファンサイトを作らないという不文律があるようだ。

 一方で生駒里奈や堀未央奈など、他の事務所に移籍した卒業生は有料ファンサイトを開設。生駒は年額コースのみで料金は生田と横並びの5500円+入会金1100円。堀は入会金なしの月額コースのみで月額440円となっている。これらの前例と比べると生田のファンサイトが格別高いわけでもないようだ。

「なかには月額制の公式オンラインサロンを立ち上げている卒業生もいて、その会費は月額1000円前後。それに比べれば生田のファンサイトはむしろ安い部類に入るはずです。ちなみにジャニーズの場合、全タレントが年会費4000円、入会金1000円で横並び。少しだけ安いものの大差があるわけではなく、年会費4000~5000円台が業界全体の相場だと言えるでしょう」(前出・アイドル誌ライター)

 アイドルのファンならそういった相場を知っていそうなものだが、生田のファンサイトの場合、一部のファンがどうしても高いと感じてしまうのも無理はないという。その理由は「乃木坂46 Mobile」にあるというのだ。

 乃木坂46の公式サイトでは「よくあるご質問」のコーナーに「現状ファンクラブはございません」と明記。一方でオフィシャルモバイルサイトの「乃木坂46 Mobile」は月額会員制を採用しており、これが事実上のファンクラブとして機能している。

「モバイルサイトは月額330円で入会金はなし。しかも乃木坂46全メンバーのオリジナルコンテンツが観られるため、推しが複数いるファンにとってはお得感が高まります。それもあって乃木坂ファンはこの料金をベースに考えがちで、400~500円台の月会費や5500円という年会費には割高感を感じてしまうようです。また生田など卒業生のファンは乃木坂46も推し続けているケースがほとんどのため、『乃木坂46+生田』など複数のファンサイトに加入する必要が。これも割高感を感じさせる要因になっているようですね」(前出・アイドル誌ライター)

 もちろん前述のように、生田のファンサイト会費は適正料金と言える設定になっている。ファンとしては年会費コース限定のコンテンツがどれくらいたくさん用意されるのかに、期待が高まっているところではないだろうか。