久慈暁子アナ、フジテレビ退社→フリー転身の成功を確信させた「ウソ泣き」!

 やはり女の涙は一筋縄ではいかなかったようだ。

 2月26日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)では、4月いっぱいで同局を退社する久慈暁子アナが芸人からの心ない言葉に泣く場面があり、「久慈アナ号泣!」と話題になっている。

 それはケンカを止めた相手に悪口を浴びせる芸風を得意とする鬼越トマホークが、久慈アナには「褒めバージョン」をぶつけるという展開になった時だった。久慈アナが「ケンカやめてください!」と止めに入ると、鬼越の坂井良多は「うるせえなあ。お前辞めてもフジテレビに1ミリもダメージねえからな」との悪口を発動したのである。

 ここで司会の明石家さんまが「ちょっと待て、涙ぐんでる!」と驚いた声をあげると、久慈アナは両目を手で押さえながら「うえーん」と号泣。その姿にスタジオの芸人たちは「泣いちゃった!」と大騒ぎになっていたのだった。

 このシーンを受けて各メディアでは<久慈アナ号泣!>といった記事を掲載。SNS上でも視聴者から<泣かせるなんて最低><鬼越よりフジテレビが悪い><ここで泣くとは想定外だったのでは?>などと、様々な反応が寄せられていた。ただ一部には、久慈アナが実際には泣いていなかったのではとの疑問も浮上することに。たしかに久慈アナが本当に泣いていたかどうかはなんとも微妙なところだったのである。

「悪口を言われた久慈アナは最初、けっこう笑っていました。そして坂井が『心置きなく第二の人生にっていうエール』と言い訳すると、うなずきながら『でも普通に悪口でした』と反論していたのです。その後はずっと泣き顔をしていましたが、涙は一滴もこぼれていなかった様子。わざわざ『うえーん』と声に出すのも不自然ですし、目元を拭くこともなければ鼻をすすることさえなく、あくまで泣き真似を貫いていたように見えましたね」(芸能ライター)

「さんまのお笑い向上委員会」では発言こそ少ないものの存在感を示している。久慈暁子公式インスタグラム(@kuji_akiko)より。

 そうなると久慈アナの号泣はウソ泣きだったのか。そんな号泣シーンにこそ、久慈アナがフリー転進後も成功できることを確信できる理由が込められていたというのだ。

「さんまが『涙ぐんでる!』と指摘したのはおそらく、久慈アナへのフリだったのでしょう。そのフリに即座に反応して泣き真似を見せたのは、バラエティ番組で重要な反射神経の良さを示しています。しかも泣く演技というのはけっこう難しく、本気で泣き真似すると周りがドン引きしてしまいますし、かといってわざとらしすぎてもウソくさくなるもの。久慈アナはバラエティ向けにちょうどいい塩梅の泣き真似を繰り出したのであり、だからこそ周りの芸人たちも《久慈アナ号泣》という筋書きに乗っかりやすかったように思えて仕方がないのです」(前出・芸能ライター)

 久慈アナの涙を受けてさんまは「いちいち泣かれてお前の好感度がどんどん上がるのは許せない」と指摘していた。芸人たちからは「そうじゃない!」と総ツッコミが入っていたが、そんな発言もさんま流の褒め言葉だったのではないだろうか。