悠木碧、劇場版プリキュアの舞台挨拶で「見どころしかない!」

 3月14日に開催された「映画ヒーリングっど♥プリキュア 夢のまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(3月20日公開)の完成披露舞台挨拶に、キュアグレース/花寺のどか役を務める悠木碧をはじめとする声優陣が集結した。

 舞台挨拶の冒頭には「重なる二つの花 キュアグレース!」と、可愛らしくも力強い悠木の声が響きわたり、まるでラビリン(グレースのパートナーの妖精)の声も聞こえてくるかのようだ。舞台上ではオレンジ色に近い、ピンク色の可愛らしいチェック柄のワンピースを身にまとい、その姿はピンク色がイメージカラーのキュアグレースを連想させていた。

 コロナ禍の影響でこれがファンの前で初めての舞台挨拶となり、「やっとみんなと一緒にみんなの前に立てたな、という気持ちがいっぱいです!」と、一語一句を噛み締めるように話した悠木。続けて「ヒープリの集大成の作品になるので、このタイミングでなんとかみなさんにお顔をお見せするタイミングがあって、良かったよね!」との思いを口にし、これには他の声優たちからも「本当に!」と力強い反応。今回の舞台挨拶に胸がいっぱいの様子だった。

舞台挨拶に登壇した悠木ら声優陣。映画公式ツイッター(@precure_movie)より。

 映画の見どころを問われると「見どころしかない!」と強調し、「シリーズは全部終わってしまったけれども、躍進していく『ヒープリ』が見どころ」と熱い口調。悠木のなかでは本作で初登場する「パートナーフォーム」が印象的だった様子で、自身が担当する「グレースかぐやフォーム」について言及し、会場の期待を高めた。

 本作ではファンに絶大な人気を誇る「Yes!プリキュア5 GoGo!」との共演も注目のポイントだ。14年前の作品ゆえ「リアタイ勢ではなかったのですが」と前置きしつつ、「絶大の人気の5ちゃんたち、というのがあったので『おーすげえ!』という感じ」とコメント。続けて「“リアタイ”ってゴメンね。小さい子たちわからないよね」との発言で笑いを誘っていた。

 そんなYes!プリキュア5 GoGo!との共演に際して、キュアスパークル/平光ひなた役の河野ひよりが号泣だったというエピソードを明かすと、悠木は「ガチのオタク」と言及。ファンはすかさず〈お前さんがいうなw〉と反応し、悠木の発言を終始楽しんでいる様子だった。

 終始なごやかな雰囲気だった今回の舞台挨拶。映画館でグレースと悠木の活躍を見るのがさらに楽しみになったことだろう。

(そがべまい)