ヒロインの比嘉暢子を演じる黒島結菜がパニックに陥っていた！ 意外な告白により、幻のシーンの存在が明らかになったという。
NHK連続テレビ小説の「ちむどんどん」では4月29日、公式サイトにて期間限定動画の「黒島ラヂオ week03」を公開。ヒロイン役の黒島と番組スタッフたちがこれまでの撮影を振り返り、印象的なシーンや好きなシーンについて語らう場面があった。
ここで話題は、長男の賢秀（竜星涼）が家の風呂に浸かっていた場面に。4月27日の第13回で放送されたもので、比嘉家の風呂は居間から見える位置に風呂釜があり、暢子は小枝を次々と投入して風呂を沸かしているというシーンだった。
「実際に火はついてなく、風呂は適度なぬるま湯だったか。そこに暢子がどんどんと枝をくべると、賢秀は『熱っ、暢子！ 熱っ！』と大騒ぎしていました。火勢を弱めた暢子が風呂の小窓から中を覗き込み、賢秀に『会社の人、ニーニーが謝りに来るように言ってたよ』となじるも、賢秀は構わず『翼をください』を熱唱。怒った暢子がまたもや小枝をくべて風呂を熱くしていたのです」（テレビ誌ライター）
高三の暢子は眞境名商事に内定していたが、社長のドラ息子が村のオバアに悪さをしていたところに賢秀が割って入り、得意のパンチで成敗。しかしドラ息子は父親に告げ口し、暢子の内定が取り消されそうになっていた。
働かないばかりか暢子に迷惑すらかけていた賢秀。トップ画像ともに©NHK
暢子は自ら社長のもとに謝りに行ったもの、トラブルの張本人である賢秀に謝りに来させるように言われたのは当然のこと。それで暢子は入浴中の賢秀を問い詰めていたのである。
「風呂のシーンで賢秀はバツの悪い顔をしているか、歌を歌っているかのどっちかでした。しかし実際には撮影の時、手で水鉄砲を作り、窓の外にいる暢子にお湯をかけていたのです。賢秀を演じる竜星はその演技がカットされたことに不満だったようで、ディレクターにも直接『これカットしたでしょ？』と質問していたのだとか」（前出・テレビ誌ライター）
水かけの場面で黒島は「何がかかったんだろう？」とパニックになり、芝居どころではなかったと告白。竜星にかけられたことに気づいてからは『もう…』と思っていたと明かしていた。
「どうやら竜星としては、賢秀のダメ兄ぶりを示す渾身の演技だったのでしょう。しかしカットされてしまったということは、パニックに陥った黒島がヒロインとして放送できないレベルの慌てた表情を見せていたんでしょうね。ここはぜひいつか、NGシーンとして公開してほしいところです」（前出・テレビ誌ライター）
家族全員でカチャーシーを踊る場面では、同じく沖縄出身の仲間と共に見事なカチャーシーを披露していた黒島。そんな彼女のNGシーンに期待したいものだ。
