女優でモデルの池間夏海が、沖縄復帰50周年の記念日だった5月15日に、自らの故郷に想いを馳せるツイートを投稿した。
池間は同日の午後7時過ぎに、西の海に沈み行く太陽と思われる風景写真を投稿。「沖縄が本土復帰してから今日で50年」と綴った。
続いて「お金はドル、車は右側通行。本土へ行くのにパスポートが必要な時代があったと知ったときは驚きました」と、復帰前の“アメリカ世”と呼ばれていたころの時代について回顧。その上で「まだ知らない沖縄をもっと知りたい」との想いを明かしていた。
「池間は那覇市の南に隣接する豊見城市の出身。地元では『シーサーも振り向くほどの美女』と評された美少女として知られ、2018年の高校進学を機に上京しました。本土復帰についてはまだ沖縄にいた小中学生の時に学校の授業で習っていたはず。豊見城市は沖縄のなかでも都会のほうですし、彼女は時代が21世紀になった2002年生まれですから、復帰前の沖縄について知った時に驚いたというのも無理はないでしょう」(沖縄に詳しいライター)
今でも沖縄県内の古い公民館や神社では、沖縄復帰以前に行われた寄付や寄進がドルだった記録を見ることができる。50代以上であれば1978年7月30日に自動車が右側通行から左側通行に変わったことを覚えている人も多く、沖縄県庁の構内には「730記念碑」が設置されているほか、石垣島では港にほど近い繁華街に「730交差点」があることが知られている。
一方で沖縄では、沖縄復帰がいつだったかを知らない高校生も少なくないという。5月6日付のFNNプライムオンラインによると、沖縄県内の高校生を対象にしたアンケートにて沖縄復帰の日を正確に答えられた割合は22%に留まっていたとのことだ。
「池間はNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に3回にわたって出演し、その美少女ぶりがネットニュースになるほどの話題を呼びました。その『ちむどんどん』では沖縄復帰の日に、ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)が上京のため故郷のやんばる地方を後にします。そんな物語に沖縄の高校生という役で出演したことにより、あらためて沖縄復帰について思いを馳せたのではないでしょうか」(前出・ライター)
池間の夢は「朝ドラのヒロインになること」だという。彼女が出演した「ちむどんどん」では、同じ沖縄出身で6学年上の黒島がヒロインを務めている。果たして池間の夢は叶うのか、今回のツイートにはそんな想いも秘められていたのかもしれない。