土屋太鳳、大学卒業に漕ぎつけた「学業と仕事を両立」できた秘訣とは?

 女優の土屋太鳳が3月15日、悲願の大学卒業を果たしたことをインスタグラムで発表した。「8年間学んだ日本女子体育大学を卒業いたしました」と報告したように、4回の留年を重ねたうえでの卒業には、本人も感慨ひとしおだったようだ。

「土屋は日本女子体育大学の体育学部運動学科で舞踊学を専攻。その日本女子体育大学では昨年4月、50年の歴史を持つ舞踏学専攻コースから発展した日本初のダンス学科が設立されました。舞踏学のコースでは舞踏芸術の基礎知識や表現、舞踏指導法、舞台制作を学び、学生の間ではとても厳しいことで有名。しっかりとダンスをやってきた人でなければついていけないそうです。土屋は幼少期にダンスを始め、高校では芸能活動の合間を縫って創作ダンスに熱中し、全国大会に出場した実力の持ち主。そのバックグラウンドがなければ卒業に漕ぎつけることは難しかったことでしょう」(芸能ライター)

 2013年に大学に進学した土屋。その時点ですでに芸歴8年だった彼女は2015年にNHK連続テレビ小説「まれ」でヒロインを務め、女優として多忙な毎日を過ごすことに。その後も2016年の映画「青空エール」や2018年のドラマ「チア☆ダン」(TBS系)など毎年のように主演作が続き、学業と仕事の両立は大変厳しい道のりだった。

「女優業がこれほど順調ならば、あえて大学中退の道を選ぶのも選択肢のはず。しかし土屋は負けず嫌いな性格で知られており、絶対に卒業するという固い意志は留年を4回重ねても絶えることがなかったようです。そんななか、昨年から今年にかけて新型コロナウイルスの影響により出演舞台が中止となり、期せずして勉学に励む時間ができることに。大学の講義がオンライン授業となったことも思わぬ追い風となり、残る単位を一気に取得できたのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)

 2016年にはオーストラリア出身のシンガーソングライター、シーア(Sia)のMV「アライヴ feat. 土屋太鳳」にて力強いダンスを披露し、その表現力があらためて評価された土屋。大学卒業を果たした今は「学んだことを心の栄養にして人生と仕事に生かし、恩返しをしながら、巡らせていきたいと思います」と語る。その運動神経の良さを活かし、ダンスを含む多方面での活躍に期待も高まる。

(山本菜摘)