江口のりこのカッコ良すぎる“白峰岸”動画が、コンプライアンス的にヤバかった!?

 この動画、いろんな意味でヤバかったようだ。

 5月18日放送のドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)第6話にて、江口のりこが大変身を果たした。

 今田美桜の演じる若手社員・田中麻理鈴が主役の本作にて、江口は謎めいた先輩社員の峰岸雪役で出演。普段は絶対に黒い服しか着ないという峰岸が終盤で、スウェットシャツに短パンのスポーツウェアというヤバい格好を披露してくれたのである。

 番組の公式インスタグラムでも公開された動画は、老舗スポーツウェアブランドの商品を若い世代に訴求するために制作したという触れ込み。麻理鈴が社内の知り合いに頼み込んでモデルになってもらい、お堅い仕事着からファッショナブルなスポーツウェア姿に変身を遂げるという内容だ。

 動画のモデルは多様性(ダイバーシティ)をテーマに、受付の女性や柔道一筋の巨漢男性、海外事業部の外国人男性など多岐にわたっているのが特徴。その極めつけが黒しか着ないキャリアウーマンの峰岸だったというわけである。

「峰岸が登場する動画は、出演依頼する麻理鈴と逃げ回る峰岸の様子を、後輩の山瀬(高橋文哉)がオフショットとして撮影していたものがベース。『私、黒しか着ないの』『白峰岸さんも見せてくださいよ!』という愉快なやり取りが続いたのち、最後はピンク色のスポーツウェアでばっちり決めた峰岸が備品管理課内の階段をさっそうと降り、髪をかき上げる仕草で締めています。そんな江川に視聴者からは《白峰岸さんがご降臨》《かっこえぇぇ!》《美脚すぎ!》といった絶賛の声が寄せられていました」(テレビ誌ライター)

ふだんは黒づくめの峰岸がスウェットのセットアップで決めてくれた。トップ画像ともに©日本テレビ

 物語を終盤まで見た視聴者へのご褒美とも言えるこの動画。作中ではこの動画がバズったおかげで、スポーツウェアブランドの商品が飛ぶように売れるという結果となっていた。

 出世を目指す麻理鈴としてはしてやったりといったところだが、そんな動画に対して<コンプライアンス的にマズいのでは?>との指摘も漏れ伝わっているという。

「マズい点の一つ目はモデルになった峰岸が、この動画がネットで公開されているのを知らなかったこと。しかも動画内では麻理鈴が何度も『峰岸さん!』と連呼しており、テロップで名前まで表示しているのですから個人情報保護の観点でも問題です。そしてもう一つは、峰岸が動画出演をさんざんイヤがっている様子が映っていること。最後はノリノリな様子でスポーツウェアを着こなしていたとはいえ、途中までは断固拒否していたのですから、見方によっては会社側が無理やりやらせたようにも見えかねません。これが現実の宣伝動画として公開されていたら、間違いなく炎上していたことでしょう」(週刊誌記者)

 かつて、上司と不貞しているとの噂を流されたことで失脚したこともある峰岸。今回のウェブ動画がまたもや社内政治の材料に悪用されないことを祈るばかりだ。