朝日奈央、小坂大魔王の自宅ロケにファンが「時代は変わった!」と感嘆していた

 そのバラエティ対応力に、スタジオの共演者は全員が感心していたようだ。

 5月19日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)では「超仲良しSP」と題して、芸能界の仲良しコンビ4組が登場。朝日奈央は意外にも、古坂大魔王との仲良しコンビとして出演した。

 二人が知り合ったのは13年前に、朝日が所属していたアイドルグループの「アイドリング!!!」が、古坂のネット番組「古坂大魔王のカツアゲ!」(AbemaTV)に出演したのがきっかけ。古坂は後輩芸人のバカリズムから「アイドリング!!!にすげえヤツがいる。朝日奈央っていうんだけど」と聞いていたという。

 そんな朝日は古坂が繰り出す下品な裏イジリにも完璧に対応。今と変わらぬそのバラエティ対応力に、古坂もすっかり魅入られていたようだ。

「番組では今回、朝日が初めて古坂の自宅を訪問。ピコ太郎の衣装を着させられて、自宅内のスタジオで『PPAP』をレコーディングするという流れになりました。この場面には朝日のファンも納得。仲良しという括りなら女優の松岡茉優やももいろクローバーZの百田夏菜子など高校の同級生がいるなか、自宅にさえ行ったこともない古坂と一緒だったのはこのロケを撮りたかったからに違いありません」(アイドル誌ライター)

ばっちりとピコ太郎を決めた姿にはバラエティ対応力の高さが表れている。朝日奈央公式ツイッター(@pop_step_asahi)より。

 全身を本物のピコ太郎衣装で決め、鼻ヒゲもきっちりと描いていた朝日。その本気度に加え、古坂はドッキリを用意していた。それは「PPAP」を録ると思わせておいて、実際にはアイドリング!!!の20thシングル「サマーライオン」を歌わせるというものだ。

 いざ曲が流れると最初は「ちょっと待って!」などと戸惑っていた朝日だが、すぐにノリノリの様子で歌唱スタート。FC東京のチャントにも採用された隠れたヒット曲である「サマーライオン」を、熱くメラメラ熱唱したのである。

 VTR明けにはMCのダウンタウン松本人志が「あの曲なんでしたっけ?」と質問し、朝日が「ちょっと待って…アイドリング!!!の『サマーライオン』知らないんですか?」と真顔で返すというお約束の流れを披露。さらに松本は「アイドリング!!!って結局、排気ガスだけ出て終わった」と自動車のアイドリングにかけたボケを繰り出し、朝日は半泣き顔で「違う~!」と絶叫したのであった。

 そんな一連のやり取りに、かつてのリンガー(アイドリング!!!のファン)からは「時代は変わった!」と驚きの声があがっていたというのである。

「名前はそこそこ知られているアイドリング!!!ですが、48グループなどの陰に隠れ、決して大人気を博したとは言えませんでした。その理由の一つは、フジテレビが主導したグループだったこと。そのお陰で結成当初から冠番組を持ち、のちに世界最大のアイドルフェスとなる『TIF』のホストとして活躍したものの、フジテレビ以外の民放にはほとんど出演できず、NHKの『MUSIC JAPAN』などに出演できた程度だったのです」(前出・アイドル誌ライター)

ダウンタウンDXで熱唱した「サマーライオン」。後列中央の朝日はボーイッシュな装いだ。

 メンバーは当時から「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)など他局の音楽番組に出たがっていたほか、様々なバラエティ番組にも出演したいと意気込んでいた。しかし自局の「FNS歌謡祭」にさえ呼ばれることはなく、他の民放からお呼びがかかることはほとんどなかったのである。

 それが今回は日本テレビのバラエティ番組で「サマーライオン」を歌わせてもらえて、同曲が20thシングルであることを説明するテロップまで表示されていた。まさに時代は変わったことを実感する内容となっていたのである。

「アイドリング!!!が出演した数少ない音楽番組の一つが、ダウンタウンがMCを務めていた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)。2009年の出演では番組の冒頭でAKB48に続いて登場し、浜田雅功が『AKB48がアイドリング!!!を隠そうとしている』とイジってくれました。さらに紹介の場面では『頑張れよ、お前ら!』と激励。それもあってリンガーたちはダウンタウンに感謝していたのです」(前出・アイドル誌ライター)

 そして今回も元アイドリング!!!の朝日を盛大に盛り上げてくれたダウンタウン。これからもその調子で朝日を応援していただきたいものだ。