にこるんがみんなのために言ってくれた! 多くのアイドルや女性タレントが喜んでいるに違いないだろう。
藤田ニコルが6月2日、イベントなどの記念撮影における違反行為について注意喚起のツイートを発信した。
最初のツイートは、スマホのLIVE機能を使って撮影している人がいるというファンの指摘に対して、「なしです。気づいてます。本当にやめて、、、。こっちも怒るのやだし!」とリプを入れたもの。このLIVE機能とは、iPhoneの「Live Photos」を指しているようだ。
その「Live Photos」は写真撮影の際、前後1.5秒間ずつ、合計3秒間の映像と音声も撮るというもの。言い換えれば3秒間のショートムービーを撮るようなものだ。もともとは川の流れといった動きのある被写体や、ベストタイミングが狙いづらいペットの撮影などに重宝するもの。だがタレントとの記念撮影では、本来は禁止されている動画撮影が簡単にできるとして、一部の心ないファンが利用しているようだ。
「ニコルが指摘したように、LIVE機能を使って撮影したかどうかはすぐに分かります。しかしイベントでの記念撮影は流れ作業で次々とこなす必要があるため、よっぽど悪質な違反行為でない限りスルーされることも珍しくありません。もっとも運営側はそういった違反行為をしっかりとチェックしていることもあり、次回からイベント参加が出禁になる恐れもあります」(アイドル誌ライター)
そんなニコルのツイートでは続けて、iPhoneの画面録画機能(正式には「画面収録」)についても注意を喚起。「そっちのが多い! ほんとだめ!よ!だめ! おこるんです!」と、強い調子で違反行為を非難していた。
ファンから、そういう人に気づくのかと問われると、ニコルは「全部気づいてるけど笑ってる!笑」とリプ。実際、スマホを使った悪事は運営側やタレント本人には筒抜けなのである。
「チェキ撮影にすればこういった違反行為は防止できますが、チェキではフィルム代というコストがかかりますし、その場ですぐに画像を確認できないので撮影ミスも少なくありません。またフィルムの交換や電池交換による中断も発生するので、ニコルのように大勢のファンを抱えるタレントではチェキに踏み切れない事情もあるのです」(前出・アイドル誌ライター)
だがアイドルの場合は未だに、ほとんどの撮影がチェキのようだが、どういった理由からなのだろうか?
「アイドルはファンと本人が『会える』ことが売りのひとつ。そのためチェキの画像が浮かび上がってくるまでのあいだや、チェキフィルムにサインを書き込む時間を利用してのトークタイムが特典会の本質となっています。その点で、ニコルのようなモデルとの記念撮影にはサインタイムやトークタイムがないので、チェキにする必然性が薄いのです」(前出・アイドル誌ライター)
いずれにせよ、動画撮影に類する行為はルール違反というのがイベント時の常識。ニコルのツイートがきっかけとなって、そういった不届き者が減ることを祈るばかりだ。