吉住やイワクラ以外にもいた!花嫁ドレス姿を披露した23歳で細身の女芸人とは?

 彼女がウェディングドレスで着飾るのは、もしかしたら初めてだったのかもしれない。

 6月22日放送の「有吉の壁」(日本テレビ系)では、結婚式場を舞台に芸人たちが即興ネタを披露。女芸人たちがウェディングドレスに身を包んで新婦を演じる姿が視聴者からの注目を集めていた。そのなかで、なんとも意外な芸人が実に自然な新婦ぶりをみせていたという。

 序盤ではピン芸人の吉住が、きつね・大津を新郎役として新婚夫婦を演じていた。三四郎の相田が演じる結婚プランナーに、披露宴では安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」を掛けてほしいとリクエストするも、相田はスタッフ役のきつね・淡路とともに自分たちで歌い始めることに。すると幸せいっぱいだった吉住の表情が見る見るうちに鬼女のような怒りに満ちていく様子が鮮烈だった。

 ほかには蛙亭のイワクラもウェディングドレス姿を披露。幼馴染で友人の吉住がお祝いのスピーチをするも、過去の男遍歴を暴露し、二人はつかみ合いのケンカに。最初からデコルテ丸出しのイワクラがドレスを掴まれるうちに黒いインナーが見え隠れし、胸の境目まで見えるという意表を突いた艶系ネタに、視聴者も喝采を送っていたようだ。

 一方で新進気鋭の若手コンビ「ヨネダ2000」からは、体重116キロの体躯を誇る愛が新婦役で登場。結婚詐欺に遭ってしまい、披露宴に新郎側が誰一人として出席していないという惨事のなか、余興で呼ばれたクールポコ・小野まじめを演じるトムブラウンのみちおが「新婦は黙って木刀!」と連呼。せんちゃん役の布川から木刀を手渡された愛が「いっちょやったるかぁ!」と復讐に行くというネタで、MC有吉弘行とアシスタント佐藤栞里の笑いを誘っていた。

つかみ合いのケンカを演じたイワクラと吉住。ドレスが脱げるのではとハラハラした視聴者もいたことだろう。「有吉の壁」公式ツイッター(@ariyoshinokabe)より。

「そんななかで実はもう一人、新婦役を演じた女芸人がいたことに気づかなかった視聴者もいたようです。そのネタは新郎新婦がチャペルで誓いの言葉を交わそうとしている時、遅刻してきた神父(マヂカルラブリー野田)が慌てて会場に入り、代役神父を務めていた四千頭身・都築と交代するというもの。野田神父がその場で着替えながら『もう誓った!?』と慌てている姿が見ものでした。このネタで新婦は一言もしゃべることがなく、ほぼ横顔しか見えなかったこともあり、式場の女性スタッフだと勘違いしていた視聴者も少なくなかったでしょう」(芸能ライター)

 ショートカットでわりと細身、ウェディングドレスがよく似合っていたその女性こそ、「ヨネダ2000」の誠だったのである。

 ヘルメットのような髪型が少年ぽくもあり、スカートやワンピースを着ることもない誠。ただ顔立ちは意外に整っており、今回のネタでは頭につけたベールが髪型のインパクトを弱めていたこともあって、ごく自然に新婦を演じられていたようだ。

「新世代芸人のヨネダ2000は普段、女性らしさを押し出したネタはほとんどないのですが、今回は結婚式場が舞台とあって新婦役に起用されたのでしょう。これが本人の発案なのか、それともネタを主導したマヂカルラブリーのスカウトかは不明ですが、『有吉の壁』では今後、誠が女性らしいネタに挑戦する機会が増えるかもしれませんね」(前出・芸能ライター)

 これまでも「KOUGU維新」などの斬新なネタで芸人の新たな魅力を引き出してきた「有吉の壁」。今後も新たな女性芸人の起用に期待が高まるところだろう。