【ちむどんどん】賢秀のワイン10本ガブ飲みに「NHKが致死量レベルの飲酒を容認?」の声!

 いくらドラマだからと言っても、さすがにこの描写はヤバすぎるのではないだろうか?

 7月1日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第60回では、ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)が、イタリア料理店「アッラ・フォンターナ」のオーナーから呼び出される様子が描かれた。

 暢子が店に着くと、オーナーの部屋では兄の賢秀(竜星涼)が酔いつぶれていた。この日、賢秀は化粧品会社に勤める多田直美(安野澄)をフォンターナでのデートに誘っていたが、なぜか会社の社長や同僚達まで付いてくる始末。しかも直美が社長と婚約したことを知った賢秀は、失恋の痛みを紛らわせるためなのか、大量のワインをガブ飲みしていたのであった。

「直美の前でいい顔をしようと、人数分のボトルワインを注文した賢秀。しかし恋に破れたことで、ボトル4本を一人で飲んでしまったのです。酔いつぶれた賢秀はオーナーの部屋でソファーに寝かされたものの、そこでもオーナーの秘蔵ワインを6本も勝手に飲んでしまう始末。結局、1日で10本ものワインボトルを空にしていたのでした」(テレビ誌ライター)

 本作では終始、ろくでもない兄として描かれている賢秀。自分の欲望には忠実で、おだてられるとすぐ調子に乗り、後先を考えずに行動する短絡的な人物だ。制作側では「愛すべきオバカさん」として描いているつもりかもしれないが、実情は単なる大バカ者であり、視聴者をイライラさせる元凶となっている。

 それゆえ今回の酔っ払い描写も、制作側としては賢秀の軽佻浮薄ぶりをコミカルに描いたつもりなのかもしれない。だが視聴者からは<こんな姿をNHKで放送していいのか!?>という声があがっているというのだ。

「賢秀が飲み干したワイン10本は、純アルコールに換算すると実に900ミリリットルにも相当します。これほど大量に飲酒すると血中アルコール濃度が0.5%を超えてしまい、いわゆる急性アルコール中毒に陥るのは確実。もはや泥酔のレベルをとっくに超えており、死の危険がある『昏睡期』に突入するという命に係わる飲酒量なのです」(前出・テレビ誌ライター)

終盤ではヒロイン暢子までもが酒の力で自分の恋心を知ることに。制作陣は酒の怖さを甘く見過ぎているのではないだろうか。トップ画像ともに©NHK

 なかには<たかがドラマだから>という声もあるようだが、さすがに致死量レベルのアルコールを摂取する姿を描くのは問題があるというもの。これでは朝ドラが大量の飲酒を容認していると受け止められても無理はない。

 制作側としてはおそらく、酔いつぶれたあげくに他人の酒まで勝手に飲んでしまうぽってかす(ろくでなし)として賢秀を描いたつもりなのだろう。しかしこれで翌日に賢秀がケロッとしているのであれば、本作が「過度の飲酒を礼賛」と批判される恐れも十分にあるのだ。

「ただでさえご都合主義の脚本や、作中に登場する料理への無理解が批判されている『ちむどんどん』。そこにきて、致死量レベルの飲酒というコンプライアンスがん無視の描写まで加わった日には、制作側の態度が厳しく問われるのも不可避ではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 今回の終盤では、ヒロインの暢子が「絡み酒」タイプであることも描写されていた。これで饒舌になった暢子は自分の恋心に気づいていたが、酒の影響を好意的に描く場面はさすがに問題ありだったのかもしれない。