あいみょんが「徹子の部屋」でコードを弾き間違えた、“撮り直しなし”の緊張感!

 人気アーティストのあいみょんが「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に初出演を果たした。3月26日の放送回にて家族について語ったり、生演奏を披露したもの。

 あいみょんは父親が音響関係の仕事をしていると明かし、「ギターに関わるグッズはお父さんがくれたりもしました」と告白。いまでもギターを弾いている姿が母親からこっそり動画で送られてくるそうで、ギターを始めた弟がアコギで、父親がエレキギターであいみょんの曲を演奏する動画には「グッときましたね」と明かしていた。

 そのあいみょんは2月に配信リリースされた最新曲の「桜が降る夜は」をスタジオで生演奏。めったにテレビ収録で演奏しないあいみょんゆえ貴重な場面となったが、ここで緊張感からかコード進行を間違えたというのである。

「それはサビで『と思います。どうして?と聞かれても』と歌う箇所。ここでは1小節ごとに『A#→F→A#→C』とコード進行するのですが、あいみょんは『F』を1小節弾くべきところで『F→Dm』を2拍ずつ弾いたのです。その瞬間、あいみょん自身もコードを押さえる左手を『あれっ?』という表情で見ていたのが印象的でした」(音楽ライター)

 同曲のサビでは同じフレーズを二度繰り返し、その二回目ではあいみょんが弾いた通りのコード進行となる。どうやら演奏中に心が急いてしまい、あとで弾くはずのコード進行を先取りしてしまったようだ。

 しかしあいみょんは自分で作詞作曲しているので、曲の構造は誰よりも熟知しているはず。それなのにうっかりミスをしてしまったのは、「徹子の部屋」ならではの緊張感に理由があったのかもしれない。

「この『徹子の部屋』は生放送ではないものの、いわゆる“撮って出し”で収録されており、撮り直しは一切行わないというスタイル。司会の黒柳徹子自身が2月4日発売の『週刊新潮』にて『限りなく生に近い形で放送している』と証言しており、収録内容をカットしたのは35年ほど前に故・杉村春子さんの出演した回が唯一だと明かしています」(テレビ誌ライター)

 スタジオは生放送と同様の緊張感に包まれており、しかもテレビ界の超大物である黒柳を目の前にしての演奏となれば、あいみょんも平常心ではいられなかったはず。演奏後に「ああ緊張しました!ちょっと間違えちゃったもん」と自ら告白した際には、緊張感から解放された晴れやかな笑顔を見せていた。

放送後にツイッターで「徹子の部屋、緊張してました」と明かしたあいみょん。画像は公式ツイッター(@aimyonGtter)より。

「TVerでは4月2日まで今回の放送を観られますが、弾き語りの部分は残念ながら権利の関係でCD音源に差し替えられています。そのためあいみょんの弾き間違いは生で観たか録画した人だけが聴くことのできる貴重な場面となっているのです」(前出・テレビ誌ライター)

 出演後には「ちらほら失敗もあったけど、でも徹子さんと会ってお話ができたことがめっちゃ嬉しかったです」とツイートしていたあいみょん。ともかく弾き語り後の笑顔がとても可愛らしかったことは間違いないようだ。