まさかこんなシーンも観られるとは! 本作を楽しみにしていた視聴者も驚いていたようだ。
7月24日にスタートしたドラマ「新・信長公記 〜クラスメートは戦国武将〜」(日本テレビ系)が、ぶっ飛びすぎていて面白いと評判だ。同作は2120年の不良高校「銀杏高校」を舞台に、名だたる戦国武将たちのクローンが一つのクラスに集い、テッペンとなる“総長”を目指すという物語。
第1話ではのっけから織田信長(永瀬廉)が登場するほか、総長への挑戦者を決める“旗印戦”では武田信玄(満島真之介)が大暴れ。ほかにも軍師の黒田官兵衛(濱田岳)や、なぜかフレディ・マーキュリーに扮する伊達政宗(三浦翔平)らがいい味を出しているなか、終始出ずっぱりだったのがヒロインの女子高生・日下部みやび役を演じる山田杏奈だ。
「冒頭ではスターウォーズばりのライトセーバーを手に、剣道の胴着姿で3Dの仮想敵と手合わせしたみやび。鮮やかな身のこなしを見れば、山田が映像業界で引っ張りだこな理由もわかるというものです。本作では戦国武将たちがメインながら、紅一点のみやびが狂言回しの役を務めているのが特徴。今後も彼女がストーリーテラーとして、物語に縦軸を通してくれそうです」(テレビ誌ライター)
そのみやびは白×緑×黒という配色が特徴の制服を着用。独特なデザインは100年後の世界を表しているようだ。なかでも視聴者の目を奪ったのは、妙にぴったりした白ブラウスから盛り上がるお胸ではないだろうか。横向きの場面だと特に目立つふくらみには、目が釘付けとなった視聴者も多かったことだろう。
髪型は女子高生らしさの記号として、一つ結びのポニーテールにまとめた姿がキュート。そんなみやびが作中で見せた意外な姿が、二度にわたって披露した歌声だったという。
彼女は信長が好んだ幸若舞の「敦盛」を、歴史学者だった亡き父親が作曲した現代風のポップなメロディに乗せて歌うことに。時代劇でもよく詠われる「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」との一節で有名な曲舞だ。
「今回のクライマックスとなった信長の大立ち回りでは、信玄への助太刀を申し出たみやびに剣を抜かせないため、信長は『おいみやび、歌え! 舞うぞ』と命じることに。みやびが軽やかに歌う『敦盛』に合わせて信長が次々と敵を撃破。まさか山田杏奈の歌声をクライマックスシーンで1分超にもわたって聴けるとは思ってもみませんでした」(テレビ誌ライター)
その山田、自身の名義でCDをリリースしたことはないものの、高校生バンドの一員を演じた映画「小さな恋のうた」では“ちい恋バンド”名義で4曲入りのCDをリリース。映画・ドラマの「咲-Saki」ではオリジナル・サウンドトラックに彼女の歌が収録されている。
そして今回は、あくまで日下部みやびとしてだが歌声を披露。どうやら山田のファンにとって「新・信長公記」はかなり当たりのドラマとなってくれそうだ。