【テッパチ!】やす子と同じだ!射撃シーンに垣間見えた「自衛隊のリアル」とは?

 そのシーンに、やす子のことを思い出した視聴者もいたことだろう。

 7月27日放送のドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)第4話では、陸上自衛隊の自衛官候補生たちが初の実弾射撃訓練に取り組む様子が描かれた。その際に見せた射撃姿勢が、真に迫っていたという。

 今回の見どころはサバゲー好きの丸山栄一(時任勇気)が、葛藤を乗り越えて成長していく姿だった。前職のIT企業では単純な作業もできず、「使えないやつ」の烙印を押されていた丸山。一念発起して自衛隊入りしたが、得意なはずの射撃訓練でも候補生仲間の国生宙(町田啓太)に後れを取ってしまい、自信を失っていた。

 しかも前職の仲間から起業に誘われるも、それは丸山から500万円をだまし取ろうとするウソだった。すっかり気落ちした丸山だったが、国生が射撃で好成績をあげたのは、銃を構える際に必要な体幹を鍛えるために懸垂100回を続けていた結果だったことを知ることに。

 その姿に奮い立った丸山は自らも腕立て伏せ100回を日課とするようになり、ついには射撃訓練で的のど真ん中を撃ち抜くまでに上達したのだった。

「このように第4話では、射撃訓練のシーンがハイライトとなっていました。その射撃訓練ではひとつの動作ごとに『銃を取れ』『弾込めよし』『寝撃ちの姿勢を取れ』『3発撃ちおわり』などと号令をかけ、候補生も復唱。防衛省が全面協力している作品とあって、実際の射撃訓練さながらの流れが完全再現できていました。そこでは細かい指の動きまでもがキッチリと再現されていたのです」(サバゲー好きのライター)

 それは銃を構える際の人差し指の動きだ。射撃に際しては不用意な誤射を避けるため、実際に的を狙うとき以外には人差し指をトリガー(引き金)に掛けてはならないと定められている。これは実弾射撃訓練に限らず、模造銃での訓練時にも徹底されている。

再現度の高い「テッパチ!」。主人公の宙(町田啓太)も指の管理はしっかりとしていた。©フジテレビ

 今回の「テッパチ!」でも、各候補生たちは寝撃ちの姿勢に入った段階はもちろん、銃を構え始めた段階でも右手の人差し指は真っ直ぐ伸ばしたまま。いざ的を狙うという段階で初めて、トリガーに指を掛けていた。そして撃ち終わった後は再び、人差し指を伸ばしていたのである。

「その姿に《やす子と同じ動きだ!》と思った視聴者もいたことでしょう。自衛隊芸人として人気のやす子は、陸上自衛隊で指の動きをマスター。1月21日深夜放送の『ジロジロ有吉』(TBS系)でアクションシューティングに挑戦した際は、自衛隊出身者らしい指使いを見せていたのです」(前出・ライター)

 同番組で専用の施設を訪れたやす子は、陳列されている銃から自衛隊で使っていたのと同じ89式小銃を発見(※実銃ではなくゲーム用)。さっそく銃を構えたところ、インストラクターが「トリガーの指の管理、しっかりしてますね」と、真っ直ぐ伸ばした人差し指に感心していたのである。

 番組終盤ではスタジオ内に作ったセットで出演者が射撃体験。その際には迷彩服姿で拳銃を構えるやす子の姿がタイトルバックに使われており、その画像でもやす子は人差し指を伸ばしていたのであった。

「日本人が銃に触る機会はめったにないものの、海外旅行中に射撃体験することもありますし、『指の管理』は覚えておいて損はないでしょう。やす子や『テッパチ!』の射撃シーンを見れば、その重要さがひしひしと伝わってくるというものです」(前出・ライター)

 考証のいい加減なドラマが少なくないなか、「テッパチ!」の自衛隊シーンがすこぶるガチなことは確実なようだ。