これほど上手いとは! そのしゃべりに度肝を抜かれた人も多かったことだろう。
8月23日深夜放送の「AKB48、最近聞いたかも?」(テレビ東京系)では4人のメンバーが、情報誌「散歩の達人」の表紙ゲットを目指して食レポに挑戦。小栗有以、大盛真歩、倉野尾成美、佐藤美波の4人が東京・亀戸駅近辺の商店街を散策し、中華料理の点心を扱う店で食レポを披露することとなった。
ここで出てきた料理は蛋黄酥(ダンファンス)という、塩漬けアヒルの卵黄入りあんこパイ。さらにはビニールパック入りの酸梅湯(サンメイタン)という氷砂糖入り梅ジュースも用意され、見た目だけでは味の予想がつきづらいという食レポには絶好のチョイスとなっていた
するとカメラマンを兼任する番組Pは、店の雰囲気がドラマ「孤独のグルメ」(同)っぽいということで、メンバーに主人公の井之頭五郎(松重豊)を再現するよう無茶振り。食べる役を小栗が、ナレーションを大盛が担当することとなったのである。
「最初は小栗の隣に座っていた倉野尾にナレーションを振ったものの、『孤独のグルメ』を知らないということで大盛にお鉢が回ることに。その大盛は『AKB48 サヨナラ毛利さん』(日本テレビ系)で“番組センター”に選ばれるなど、今後の活躍に期待も高まる急成長株です。とは言え本業のアイドルとは無関係であるナレーションの実力は未知数。果たしてどうなるものかと視聴者も心配だったことでしょう」(アイドル誌ライター)
小栗と大森の二人による「孤独のグルメ」ごっこはなんと、1分30秒にもわたるノーカットという長尺シーンに。しかも大盛はそのあいだ、ほぼ一度も噛むことなく、井之頭五郎のセリフを完全再現してみせたのだった。
台本があったかどうかは不明だが、たとえ台本を読みながらのナレーションだったとしても、小栗が演技する速さに合わせる必要があり、容易ではないのは一目瞭然。小栗が酸梅湯を飲む時にはその動きに合わせながら「さあ早く飲みたい、飲みたい、どんな味がするんだ?」と、言葉を継ぎながらタイミングを調整する妙技も見せていた。
「小栗の食べる演技も素晴らしかったですが、難易度では大盛のナレーションのほうが上だったはず。それを無茶振りされたうえに完ぺきにこなしてみせた大盛は、引き出しの多さを見事に示したと言えるでしょう。この調子なら次々期シングルでセンターに抜擢される可能性も浮上しそうです」(前出・アイドル誌ライター)
10月19日発売の60thシングル「久しぶりのリップグロス」では、ドラフト2期生の千葉恵里が初センターに抜てき。大盛は3年後輩のドラフト3期生であり、ぜひこの辺りで千葉に続くセンター初抜てきといきたいところだろう。
7月26日深夜の放送回では番組MCのひろゆきが、大盛について「異常に努力家なのと、頭が良くて周りもすごい見ている」と評価。次期センター予想では千葉に◎を、大盛には△〇を付けていた。ここで千葉が見事的中したことから、大盛にもその次を狙える可能性があるはず。ぜひ今回の井之頭五郎ナレーションを、もっと広く世間に知ってもらいところだろう。
※トップ画像は大盛真歩公式ツイッター(@akb48_maho)より。