【舞いあがれ!】放送開始後で初の祝日に「リアタイできる」と歓喜の声が続出!

 早くも多くの視聴者を惹きつけているようだ。

 10月3日にスタートしたNHK連続テレビ小説の「舞いあがれ!」が10月10日に、放送開始後で初めてとなる祝日を迎えた。そこで視聴者からどんな声が寄せられていたのだろうか。

 第1週の放送では、ヒロインの岩倉舞(浅田芭路)が母親のめぐみ(永作博美)と共に、自宅のある大阪・東大阪市から、めぐみの実家がある長崎・五島列島に移り住む様子が描かれた。

「この第1週で視聴者を驚かせたのは、各出演者が見せた演技の上手さです。永作の演じるめぐみが心の余裕のなさから台所で泣き崩れるシーンには、多くの視聴者がもらい泣き。子育て経験のある母親たちは一様に、めぐみに心を寄せていました。まためぐみと舞を出迎えた祖母の才津祥子(高畑)は、その流暢すぎる五島弁はもちろん、『およ』といった一言だけで心の機微を示す演技が絶品。舞に接するめぐみの態度に少しだけ眉をひそめる姿は、雄弁に彼女の気持ちを物語っていたのです」(テレビ誌ライター)

 そして舞を演じる浅田は、作中の舞と同じ小3の9歳ながら、自然な演技で視聴者を驚かせることに。祥子のアドバイスを受けて母親のめぐみが東大阪に帰った場面では「お母ちゃん、私にここ残ってほしいて思ってる。そやから帰られへん」と涙を流しながら自らの想いを吐露。東京生まれの浅田がごく自然な大阪弁をしゃべること自体が驚きなうえ、心の機微を感じさせる演技に、視聴者も心を打たれていた様子だ。

 そして迎えた第2週。いよいよ祖母・祥子との二人暮らしが始まった舞の成長に期待も高まるなか、視聴者からはこんな声があがっていたというのである。

「第6回は体育の日の放送となったことから、『やっとリアタイできる!』(※リアルタイム視聴)という喜びの声が続出していました。朝ドラが始まる朝8時は通勤時間帯に重なってしまうケースも少なくありませんが、できればリアタイ視聴したいもの。しかも今作の『舞いあがれ!』は視聴者の評判が良く、1回たりとも見逃せないという声も高まっています。週末に録画を1週間分まとめて観た視聴者からは、早く続きを観たいとの声もあがっており、週明けの放送をリアタイできる機会に歓声があがっていたのも納得でしょう」(テレビ誌ライター)

 なかには10月9日の日曜日に「あと1回寝れば『舞いあがれ!』が観られる!」と、正月を待つ子供のようにワクワクしている声も聞こえてきたほど。前作の「ちむどんどん」があまりもの迷作だった反動もあってか、次回放送を楽しみにする視聴者が続出しているのである。

 そんな視聴者のあいだからは、こんな声も漏れ伝わっているという。

「本作の舞台である五島列島に行ってみたいという声が続々とあがっているのです。作中では五島の景色を巧みに織り交ぜており、祥子の操縦する船が島々のあいだを進んだり、舞が参加した校外学習では磯の様子が見られたほか、通学シーンではアコウの樹の下を舞が『トンネルみたい!』と言いながら歩いていく様子などが、視聴者を惹きつけているようです」(前出・テレビ誌ライター)

舞がばらもん凧を見つけたシーンでは、五島の海と山、そして空の美しさすべてを実感できた。トップ画像ともに©NHK

 祥子の家からは、五島の海を眺めることができる。その様子を最初に示したからなのか、本来は局内のスタジオに建てられたセットにも関わらず、まるで祥子の家が五島に実在しているかのように感じられるというもの。玄関や庭から一歩出れば、そのまま海や山に繋がっているような気になるのではないだろうか。

 そんなリアリティさも「五島に行きたい」と思える理由の一つ。五島に行けば、祥子や舞の生活を追体験できるのでは。視聴者はそんな期待を抱きながら、次回の放送を心待ちにしていることだろう。