「ミスiD2021」のグランプリは映画も撮る多才な香港人アイドルのまほさんに決定!

 今年で9回目を迎えたオーディションの「ミスiD」にて、初めての香港人グランプリが誕生だ。

 4月11日に開催された「ミスiD 2021」の卒業式(授賞式)において、応募総数2676名の頂点に、香港で活動するアイドルグループ「乙女シンドリーム」(乙女新夢)の“まほ”さんがグランプリに選出された。発表の瞬間、彼女は両手で口を覆い、信じられないといった表情を見せていた。

 今年の大会はコロナ禍の影響によりオンラインで選考が行われ、まほさんは今回の卒業式にもZOOMで参加。イベントが長時間に及ぶなか、まほさんのスマホが充電切れになってZOOMが落ちてしまう場面もあった。グランプリ受賞後には充電切れのイラストと共に「先、ごめんなさい!」と手書きした紙をカメラに示し、トラブルについて謝罪したのは彼女の誠実さが表れた場面だったと言えるだろう。

グランプリ受賞に喜びの表情を見せるまほさん。

スマホの充電切れでZOOMが落ちてしまったことを直筆イラストで謝罪していた。

 記念撮影では「アメイジング ミスiD2021」(前年のミスiD2020に相当)の11組12人がステージに並ぶなか、まほさんは壇上のスクリーンで参加。記者会見もZOOM越しに行われるという、コロナ禍を象徴する場面となっていた。

「まほさんは『グランプリをもらえるなんて思ってなかったです。私のことを見てくれてありがとうございました!』と大喜び。記者会見ではアメイジングミスiD2021に選出された近藤沙瑛子(#ババババンビ)が推しメンだと明かし、近藤もDMなどをやり取りしているので知っていると返し、二人で受賞の喜びを交歓していました。質疑応答では実行委員長から、香港でスシローが人気だと話を振られるも、『刺身食べれないので、お寿司は好きじゃない。焼き肉が好きです』と答え、会場を大爆笑させていました」(芸能記者)

前年度グランプリの嵐莉菜が花束を差し出すと、手近にあった花瓶を手にする機転を働かせていた。

 そのまほさん、乙女シンドリームの公式サイトではピンク色の髪の毛をツインテールにしているが、今回の授賞式では黒っぽい茶髪をストレートに下ろしており、清楚さが際立つことに。ぱっちりした目元も印象的で、ビジュアル面で圧倒的なインパクトを残していた。

 コロナ禍の前には年に5~6回も来日していたという親日家で、日本語も通訳なしで問題なく意思疎通できるレベル。どうやら日本語検定のN3レベルを取得済みらしく、受賞後にはツイッターで「一年でN2 目指す」と意気込んでいた。授賞式ではコロナ禍が収束したら日本の大きなステージでライブをしたいと語っていたが、そんな彼女は意外な才能を持っているという。

「記者会見中に彼女は『私は映画大学を卒業します』と説明、ファンとの交流サイト・CHEERZの自己紹介にも“映画系卒業生”と書いており、ツイッターでは『わたしが監督・撮影・編集』したというMVも公開しています。乙女シンドリームのプロフィール紹介にも『撮影、動画編集経験あり』と書かれており、彼女は映像の専門家のようです。特技はソフトウェア全般とのことで、デジタル系の編集も得意そう。今回のZOOM会見でも居場所を訊かれると『教室です』と答えており、今でも大学で映画に関する活動を続けているのかもしれませんね」(前出・芸能記者)

記念撮影にはZOOMで参加。コロナ禍ならではの光景だろう。

 受賞後には「夢みたい瞬間」「夢に近づきました ありがとう」「まじで頑張ります」といったツイートを連投していた彼女。「日本語の勉強必ず頑張ります」というまほさんと日本で会える日を、ファンも彼女も心待ちにしているに違いないだろう。