【舞いあがれ!】柏木は恋愛の対象外なのか…舞が大河内教官に惹かれていた!?

 反発していたのも、いまやすっかり信頼へと変わっていたようだ。

 12月12日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第51回では、航空学校でソロフライト課程に臨むヒロインの岩倉舞(福原遥)が、強風が原因で着陸空港の変更を余儀なくされることに。そのピンチを鬼教官こと大河内教官(吉川晃司)が救援する姿が描かれた。

 2回目のソロフライトに臨むも、航空学校のある帯広空港が強い横風に見舞われ、制限値を超えたことで着陸できなくなった舞。すると大河内教官は無線を通して、釧路空港に目的地を変更するよう指示を出した。

 着陸には風向きと風速の制限があり、ソロ(単独飛行)とデュアル(教官が同乗)でも条件が変わってくる。舞が上空で待機している間に風速は毎秒14mまで上昇。デュアルなら制限値が15mなので着陸できるが、ソロでは10mとなっており、着陸は不可能な状況となっていた。

「釧路空港に進路を向けるも、他の空港に着陸した経験のない舞は、息が荒くなるほどの緊張感に襲われることに。不安が高まるなか『右を見ろ』との無線交信に右側を見ると、そこにはもう1機の訓練機が。なんと大河内教官が自ら救援に駆け付け、『釧路まで私が誘導する』と呼びかけたのです」(テレビ誌ライター)

 帯広空港の管制塔では、舞と同じ組で訓練を受けている柏木学生(目黒蓮)が心配そうな表情を見せていた。その柏木は12月7日放送の第48回で、「岩倉。俺、お前のことが好きだ」と告白。それ以降は恋バナに進展はないものの、柏木が舞のことを心の恋人として案じているのは間違いないだろう。

 一方で舞のほうは柏木を男として見ていない様子。今回、幼馴染の久留美から恋の進捗を訊ねる電話があったものの、その際には「そう言えばそうやった」と言わんばかりの表情を見せていたものだ。

舞への恋心が一方通行に終わりそうな柏木学生。トップ画像ともに©NHK

 果たして舞の恋バナはどんな方向に進むのか。ここで思わぬ展開を予想する視聴者もいるというのである。

「釧路空港への緊急着陸で、大河内教官への尊敬心が恋心に変化していく予感がします。ドキドキする場面で出会った異性に惹かれる『吊り橋効果』があるほか、舞は年の離れた男性にときめきそう。母親のめぐみ(永作博美)も大学生の時、一回りほど年上の浩太(高橋克典)と交際していましたし、娘の舞も同様に年上男性への憧れを持っていても不思議はありません」(女性誌ライター)

 その裏返しというわけでもないが、少し年上の柏木に対しては、これといった興味もなさそうだという。

「柏木は舞の3歳年上で、舞の兄・悠人(横山裕)と同い年です。その悠人は舞からの電話にはすぐ出るなど、兄妹関係は良好。見方を変えれば舞は悠人に対してブラザーコンプレックスを抱いておらず、おそらく悠人と同年代の男性に対しても『お兄ちゃんみたい』となることから、恋の対象にはなりづらいことでしょう。もとより浪花大学在籍時に人力飛行機サークルの『なにわバードマン』で先輩後輩関係を体験しており、身近な年上男性である先輩に対する尊敬こそあれど、恋の対象にはならないのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)

 前週に放送された次週予告では、訓練機から降りてきた様子の舞に近づいた柏木が、ガシっと抱き寄せる場面があった。だがその場面で舞は「えっ!?」という表情を見せていたもの。どうやら柏木の恋心は一方通行に終わってしまうのかもしれない。