代役に選ばれたのはなんと、日本テレビを担う大エースだった! その人選に視聴者が仰天していたようだ。
12月22日深夜放送のアメフト番組「オードリーのNFL倶楽部」(日本テレビ系)では、年内いっぱいで同番組を卒業する浦野モモアナの後任が発表された。浦野アナは来年から「ヒルナンデス!」(同)のアシスタントに就任。時期外れの異動は、産休で同番組を卒業する滝菜月アナの後任となるためだ。
その浦野アナが「NFL倶楽部」を去ったあとの来年1月5日には、オードリーのMC就任後、記念すべき300回目の放送を迎えることとなる。それを記念するためか、今後は歴代アシスタントのアナウンサーが出演することに。1月5日の放送では水卜麻美アナがアシスタントを務めることが浦野アナの口から明かされた。
「入社1年目の浦野アナが卒業し、いまや日本テレビを支える大エースの水卜アナが代役を務める形になりました。もちろんMCのオードリーに敬意を表する上での水卜アナ起用ですが、『NFL倶楽部』の歴史を知らない視聴者にとってはまるで、新人の代役をエースアナが務めるかのように映ったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
この「NFL倶楽部」はアメフト番組でありつつ、新人女子アナの登竜門的な番組としても知られている。2010年度には当時新人だった水卜アナがアシスタントを担当。その後も後藤晴菜、尾崎里紗、滝菜月、岩田絵里奈、忽滑谷こころ、小髙茉緒、そして今季の浦野アナと、延べ8名もの新人女子アナがオードリーとタッグを組んできた。
時には体調不良や特番出演などの理由でアシスタントが欠席し、先輩アナが代役を務めることもあった。だが浦野アナのように、他の番組に異動するため番組を卒業するのは初めてのケース。シーズン途中の離脱という異例の事態に対応するため、これまでの担当アナを代役に起用するという力業が発揮されたようだ。
「普通の女子アナにはほとんど馴染みのないアメフトがテーマの番組ゆえ、代役に別の新人アナを起用するのは難しいところ。しかもMCのオードリー若林が人見知り気質を持つため、残り2カ月弱のために初顔の女子アナを起用するのも厳しいでしょう。過去に『NFL倶楽部』を担当した女子アナならいずれもクリアできるので、週替わりでシャッフルする方式を採用したのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
非常に多忙な水卜アナだが、若林とは深夜バラエティ番組「午前0時の森」でタッグを組んでおり、息はバッチリ合うはず。また「NFL倶楽部」では生放送と同様の形で収録する完パケ方式を採用しており、拘束時間が短くて済むことも幸いしたのだろう。
ちなみに水卜アナは「NFL倶楽部」を担当した2010年度に、オードリーがゲスト解説を務めた「第45回NFLスーパーボウル」の米ダラスロケに同行。彼女にとって初の海外ロケだったばかりか、歴代アシスタントで唯一、スーパーボウル取材への参加経験を持っている。
そんな水卜アナとオードリーが、来年1月5日深夜の放送でどんなスイングを見せてくれるのか。浦野モモアナ不在の寂しさを吹き飛ばしてくれることは間違いなさそうだ。
【オードリーのNFL倶楽部】
木曜深夜2:59〜3:29(日本テレビ、関東ローカル)
木曜22:30〜23:00(CS放送日テレジータス)
TVerでは放送翌日の金曜午後5時から1週間、最新話を見逃し配信。
※トップ画像は「ZIP!」公式ツイッター(@ZIP_TV)より。